第193号 令和4年5月1日発行

令和3年度 阿久比町一般会計補正予算(第10号)に対する修正案

発議者 竹内 卓美
都築 清子
大村 文俊

 令和3年11月19日の議員懇談会で、名称を「交流センター」に改め、多目的体育室・会議室等を整備し、令和4年4月に一般開放する予定であると説明があった。体育室と会議室以外の施設は、令和4年度1年をかけて検討し令和5年度、6年度と順番に考えていきたい。検討に時間がかかるのは、整備に多額の予算がかかる事が想定され、プール等の活用も考える必要があるという説明があった。令和3年第4回定例会の文教厚生委員会でも、プール改修工事に関して一切の説明はなく、今回突然、補正予算計上された。この施設のプールは、スポーツ選手のリハビリ等に使われていたと推測する。一般利用をするなら、従来の説明どおり、しっかり精査して予算計上すべきで、6月にこだわる理由が見つからない。

 今回の補正予算は、コロナウイルス接種等の対策費が多く否決できない。よって、交流センタープール改修工事費のみを補正予算から除外する修正案を提出する。

山本 恭久 議員

 旧スポーツ医・科学研究所の再利用施設として生まれた交流センターは、防災機能を備えた上、多目的に利用できる施設として、その期待は大きい。

 プール整備の再検討によって、1年先送りとなれば、利用計画の遅延につながり、町民の期待を裏切ることになる。

都築 清子 議員

 令和4年度から順に考えていくとされていたが、急にプールを6月にオープンするためとして予算が計上された。リハビリ施設の一部であったものを改修し一般利用にするとある。一般利用に向いた物になるのか、再度、慎重に計画を考え、そこから予算を立てた上で安全で安心な施設整備をすべきである。

新美三喜雄 議員

 建物のすべての改造案が示されていないが、使える設備を早く有効利用することは、住民サービスとして重要な事である。今後は具体的改造案を示すことで、住民の理解に繋がり、早く「交流センター」として全館活用できることを期待する。

大村 文俊 議員

 令和4年度からの検討、改修は多額の予算がかかると先月の時点で説明。それがひと月も経たないで約2千万円の補正予算が上程された。実施してからの検討では、中身については精査せず、説明の後づけの印象がある。現時点では再度検討をして、あらためて補正予算を計上すべきである。

 修正案は採決し、賛成少数により否決された。