明けましておめでとうございます。
皆さまには、健やかに新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
平素は町議会に対しまして、温かいご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
この2年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、行政をはじめ学校や社会教育事業など多くの行事やイベントが中止となり、区会や自治会の活動も相当制限されました。
地域経済も打撃を受け、行き交う人の笑顔も少なかったように感じます。
毎日の何気ない生活のありがたさや、人と人のつながりの大切さを強く感じるとともに、行政や住民の力が、いかに大きなものであるかを考えさせられた1年でもありました。
一方、IT技術の進化は新型コロナウイルスの影響により一層加速し、私たちの生活に定着してきました。今後デジタル化が進展し、住民と議会との関係が大きく変化していく中で、議会としてペーパーレスやオンライン会議などの導入に向けて研究を深めていきたいと思います。
昨年、議会だよりの新コーナーである「町民の声」において、読者の方から議員や行政に対する厳しいご指摘をいただきました。
地方自治の本旨は、議会と執行部はともに切磋琢磨して、社会福祉をはじめとした住民生活の向上に努めていくという、いわゆる二元代表制にあると考えます。
依然として厳しい財政状況ではありますが、行政としっかりとした議論を重ね、活力と魅力にあふれ、安全で住みやすいまちづくりを進めていくために、皆さまと心を合わせて全力を尽くしてまいります。
本町では、本年7月に参議院議員選挙、年末には町長選挙が予定されています。国や行政を託す重要な選挙であり、棄権することなく公明正大に代表を選んでいただきたく存じます。
コロナ禍で世の中が大きく変わろうとしているこの時に、私たちも変わっていかねばなりません。大局的な視点から議論を行い、落ち着きのある調和の取れた議会を目指して職責を全うしていく決意であります。
改めてコロナ禍の終息を願い、皆さまのご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶といたします。