広報 あぐい
2006.09.01
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処分場がピンチ ごみを減らしましょう

□問い合わせ先  環境衛生課 TEL (48)1111 (内317)

写真は衣浦ポートアイランド廃棄物最終処分場

皆さんの家庭から出たごみは、東部知多クリーンセンター(阿久比町、大府市、豊明市、東浦町で構成)に運ばれ処理されています。

1年間(平成17年度)に阿久比町から東部知多クリーンセンターに搬入されたごみの量は、可燃ごみが7,010t、不燃ごみが483t、合計7,493tでし
た。

可燃ごみは、ごみ処理施設で焼却処理されます。ごみは、燃やしても無くなるわけではありません。焼却処理された後には、「焼却灰」が残ります。

不燃ごみと粗大ごみは、破砕処理施設で破砕処理された後、可燃物、破砕不燃物、金属類に分けられます。

この結果、焼却灰の量は937t、破砕不燃物の量は109tとなり合計1,046tが、最終処分場で埋め立て処分されます。(搬入されたごみの約14%)

阿久比町には、最終処分場がありませんので、焼却灰と破砕不燃物の合計1,046tを知多市※1と碧南市※2の最終処分場へ搬入し、埋め立て処分しています。

2つの処分場もあと数年後には処分容量を超えてしまいます。新たな処分場の確保が難しい状況です。

最終処分場の延命を図るためにも、ごみの発生をできるだけ抑え、ごみとして排出されたもので再利用できるものはリサイクルするなど、ごみの減量と資源化に協力ください。

※1 財団法人愛知臨海環境整備センター(略称:ASEC)。名古屋港南五区(知多市新舞子地先)
※2 衣浦ポートアイランド廃棄物最終処分場(碧南市港南町2-8-2の地先)


ごみ減量のキーワード「3R」

「3R」とは、循環型社会形成のための、ごみの発生抑制(Reduceリデュース)、再使用(Reuseリユース)、再利用(Recycleリサイクル)の取り組みのことです。

Reduce できるだけ、ごみは作らない。無駄なものは買わない、もらわない。

例えば 買い物のときは、買い物袋(マイバック)を持参し、レジ袋を断る。

Reuse まだ使えるものはごみにしないで、別の使い方を考える。

例えば 不用になった服は、リフォームしたり、フリーマーケットに出す。

Recycle ごみとして捨てるときは、大切な資源として生かせるよう、正しく分けて捨てる。

例えば PETボトルや空き缶、ビン類などは決められたルールに従い、きちんと分別して出す。


「資源」となるものが「ごみ」になっていませんか

資源となる紙類やプラスチツク製容器包装(廃プラ)を燃えるごみとして出していませんか。

菓子箱・トイレットペーパーの芯・ティッシュペーパーの箱などは、資源ごみのボール紙として収集しています。燃えるごみに出さず、資源ごみとして出してください。

廃プラについても分け方・出し方を確認して、分別収集やごみの減量に協力してください。


プラスチック製容器包装(廃プラ)

◎無色(半透明)の指定袋に入れて出してください。(指定袋は町内のスーパー・コンビニなどで特大70L・大45Lの2種類を販売しています)

◎週1回の収集です。必ず決められた日に出してください。

◎収集日当日朝から午前8時までに決められたごみステーション(燃えるごみと同じ)へ出してください。


  主な品目 出し方










  1. ボトル類:洗剤、シャンプー・リンス・化粧品などの容器、たれ・つゆ・ドレッシング・乳酸飲料などの容器、ビタミン剤・うがい薬・目薬などの容器
  2. パック・カップ類:カップラーメン・プリン・インスタント食品・コンビニの弁当箱など、卵パック・一口ゼリーなどの容器
  3. トレイ類:総菜・肉・魚などのトレイ
  4. ポリ袋・ラップ類:野菜・そば・パン・インスタント・冷凍食品などの袋、タバコ・菓子などの薄い外フィルム、商品が入っていた袋(レジ袋)など
  5. 緩衝材類:家電製品などを保護した発砲スチロールなど
  6. 網・ネット類:たまねぎ・みかんなどの網ネット、りんご・ももなどの発砲スチロールネット
  7. フタ類:ペットボトル・空きびんなどのプラスチック製のフタ

◎食べ物の付着や汚れを落とし水を切ってから出してください。(洗い物の残り水ですすいでいただく程度で結構です。)

◎マヨネーズ・からしなどのチューブ類・ラップ類などの汚れの落ちないものは燃えるごみに出してください。

◎プラスチック製容器包装の表示を参考にしてください。(ついていない商品もあります)

◎ポリバケツやプラスチックのおもちゃなど商品そのものは対象になりませんので、燃えるごみに出してください。

◎ボトルやカップに張ってある紙のシールははがさなくて結構です。

◎シャンプーやリンスのポンプ式のフタは燃えるごみへ出してください。(中に金属が入っているものがあります)



(左)処理機  (右)容器

家庭から出るごみの
約3分の1が生ごみです

生ごみは水分を多く含み、ごみの重量を増やすだけでなく、東部知多クリーンセンターの燃焼効率も下げます。生ごみを捨てるときは水分をよく切って出してください。

生ごみの多くは、料理の食べ残しです。食べきれる分だけ作るようにすることが、生ごみ減量の基本です。

野菜の皮や茎、葉など、捨ててしまっていた部分や、残ったおかずを利用したメニューを工夫して、生ごみの減量に心掛けてください。

町では、生ごみの減量化と有効利用を図るため、生ごみの堆肥化装置(生ごみ処理機)の購入費に対し、補助金を交付しています。

□問い合わせ先
環境衛生課 TEL (48)1111 (内317)

家庭から出たごみが搬入される東部知多クリーンセンター   東部知多クリーンセンターへ運ぶごみを収集する清掃車


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