広報 あぐい
2005.10.15
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秋空の下 盛大に虫供養

〜高岡地区で開催〜

〜まちの話題〜


大道場で掛軸を前に百万遍の唱和

9月23日、高岡地区の天満社境内で「阿久比谷虫供養」が行われました。

虫供養は農民が田畑の虫を供養するために念仏を唱えたことが始まりで、「阿久比谷虫供養縁起記」によると、平安時代から続くとされ、現在では町内13地区の持ち回りで順番に行われています。

境内には大道場と8つの小屋が設けられ、その中には町指定文化財の12幅の掛軸が飾られていました。

大道場では午後1時ごろから、百万遍(念仏)の唱和が始まり、各地区の講人約30人の間で大数珠を回すなどして、虫供養が盛大に行われました。

大塔婆の前に敷かれた砂山を乳幼児に素足で踏ませると、かんの虫封じや、健やかに成長できるという言い伝えがあり、多くの家族連れでにぎわいました。

夕方になると、供養場の小屋などが取り壊され、来年の開催当番である矢口地区への引き渡しが行われました。


いさみの奉納   砂山を踏む子ども
     
矢口地区への引き継ぎ   多くの人でにぎわう会場


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