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2017.01.01


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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 (286)

□問い合わせ先 防災交通課 TEL (48)1111(内1209)

1週間分以上の食料を備蓄しましょう
広範囲の被害が想定される南海トラフ地震では、「1週間分以上」の食料を備蓄することが望ましいとされています。
「1週間分」と聞くと、急にハードルが上がるように思いますが、冷蔵庫やキッチンに目を移せば、無理して非常食を買いそろえなくても、日常の延長で備えることができます。
災害が起きたら…
日常で食材を保管する冷蔵庫ですが、災害時は停電により冷蔵機能が使えなくなる可能性があります。そのため、冷蔵庫内の食品が傷んでしまう前に、卵や生鮮品などから順に消費するよう心掛けましょう。
日常備蓄=日常品を少し多めに備える
シリアルや乾麺、ツナ缶など保存が効くものを少し多めにストックしましょう。皆さんの中にもきっと、「え、それならもうやっているよ」という方が多いのではないでしょうか。
普段食べているものを少し多めに買っておき、食べたらまた少し多めに買う。この習慣が身に付けば、無理せず「日常備蓄」ができ、「気がついたら消費期限が切れて捨てた」という失敗もありません。また、被災後は、普段食べ慣れ、知っている味に触れることで安心感を得ることができます。
パッククッキング
ライフラインの復旧には1週間以上を費やすと言われています。被災者の経験によると、被災生活が長くなると、温かいものを食べたくなるそうです。また、温かいものを食べることでストレスを軽減することができます。
皆さんの家庭にカセットコンロはあっても、ボンベや水のストックは限られていると思います。特に水は、飲用だけでなく、衛生面の確保にも利用され、東日本大震災時には最も不足した必需品です。
ポリ袋に食材を入れ、湯を沸かした鍋に入れれば、鍋は汚れず、湯も他の調理に使い回すことができます。このような調理法を知っておけば、限られたボンベと水を有効活用できます。
知識の備え
「備蓄」と聞くと、特別なものを準備しなければならないというイメージが強かったのではないでしょうか。ここで紹介したように、ちょっとした知識で工夫すれば、家庭にある日常品が備蓄になります。
後で聞けば簡単なことでも、災害が起きて混乱した状態では思い付かないものです。日常の延長で災害に対応することができれば、被災による非日常感が薄れ、不安の軽減につながります。

※上記の日数・組み合わせは一例です。ローリングストック法などで1週間分の非常食を備えておくとより安心です。

※1週間分の飲料水、また生活用水も備えましょう。飲料水は1人1日3リットル×家族分の準備を

    
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