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2017.01.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

~全国へ発信(215)~

阿久比町では中学生海外家庭生活体験事業として、毎年、中学3年生を海外に派遣しています。第22回目となる今回も、10人の阿久比中学校の生徒が10日間の体験をしてきました。参加した生徒たちは、あらかじめ研修テーマを設定し、現地での結果を踏まえて報告書にまとめています。今回はその報告書を基に、彼らのカナダでの体験をお伝えします。

【カナダの自然の豊かさ、生き物の多様さ 近藤晃永】

国土が広く、自然が豊かなバンクーバーにはブラックベアやリス、マーモットなど、日本では見られない多くの野生動物が生息していることが分かりました。大都会であるにもかかわらず、多くの野生動物がいるのは、環境への取り組みが盛んだからだと思いました。実際に現地の学校ではリサイクルに力を入れており、自然を守ろうとする思いを感じました。

【海外国風文化に触れて 髙本涼平】

僕が今回考えさせられたのは、カナダの特徴である多文化共生社会についてです。さまざまな文化が入り交じると新たな発見や違った興味が生まれ、そのことが国際協調につながるのだと思いました。また、カナダの日本食は、自分の知るものと、かけ離れているものがあり、文化は国境を越えると、その地域に合わせて変化していくのだと思いました。

【カナダの食生活について 江原歩美】

カナダで食事をしてみると、日本とはさまざまな違いがありました。日本と比べて食事の量が多いことや、野菜を食べる機会が少ないことに驚きました。また、移民が多いせいか、初めて食べるものがたくさんありました。プーティンやナナイモバーなど、カナダでしか口にできないものも食べることができ、良い経験になりました。

【学校での生活~驚きが絶えなかった~ 岡本朱里】

カナダの学校では登校後の30分間、体育館で運動をしてから授業を受けます。また、家から持ってきたお菓子などを食べたり、ジュースを飲んだりできる「スナックタイム」が授業と授業の間にあります。お菓子として皮をむいていないリンゴやオレンジを持たされたときは驚きました。カナダでは、フルーツもお菓子の中に含まれるのかなと思いました。

【日本とカナダの文化の違い~ホームステイを通して~ 
加治佐亮佑】

カナダの人々は日差しが強いため、半袖半ズボンでサングラスをしていました。食事は夕食を少し豪華に取るのがカナディアンスタイルだと知りました。カナダ人には、日本食が好きな人が多く、想像していたより日本料理店や、すし屋さんがたくさんありました。日本食がカナダの人に愛されていて、日本人としてとてもうれしく思いました。

【カナダの自然~自然とのふれあいを通して~ 新美秀太】

僕のお世話になったホストファミリー宅は山の中にありました。そのため、家の前にクマが出ましたが、ホストファミリーは「家の中に入って来たこともある」と言って動じませんでした。日本と違い、カナダでは多くの人が湖で泳ぎます。カナダの湖は、本当に美しいエメラルドグリーンです。水は、臭いもなくきれいですが、とても冷たく、底も深かったです。

【カナダでの学校生活と日々の生活 土井歩香】

語学学校では、午前中に授業、午後にアクティビティをしました。午前の授業では聖書を読み、意味を理解することや、カナダの地形、先住民族などについて勉強しました。授業は全て英語で、日本語を使えませんでしたが、先生や友だちが分かるように教えてくれ、楽しく学べました。午後のアクティビティでは、観光や広大な自然を満喫することができました。

【カナダと日本の感じ方の違い~ Sorry and Thank you ~ 
井手和香菜】

カナダ人が「すみません」「ごめんなさい」「ありがとう」をどう使うのか調べました。カナダ人は心から謝るとき以外「sorry」を使わないことが分かりました。その代わりに「Thank you for ~」で「ありがとう」をよく口にします。私もたくさん「ありがとう」を使いたいと思いますが、たくさんの気持ちが含まれた日本語の「すみません」も大切にしたいです。

【ブリティッシュ・コロンビア州
~ブリティッシュ・コロンビア州を訪ねて~ 岩佐結佳】

私たちが滞在したブリティッシュ・コロンビア州は広大で、豊かな自然と近代的に発展した都市の両方を兼ね備えた場所でした。何よりも、住んでいる人はおおらかで温かく、感情表現が豊かでした。ホストファミリーや近所の人とは、一緒に話していて楽しかったです。次に行く機会のために、もっと英語を上達させて、長い時間たくさん話をしたいと思いました。

【カナダの自然環境 ~Canadian nature を肌で感じて~ 
青木麻衣】

カナダは私が思っていたとおり大自然に囲まれ、緑あふれる素晴らしい国でした。この大自然を維持・保護するためにさまざまな問題がありますが、多くの人の支えがあり、成り立っているということが分かりました。日本とは違う気候や環境の中で過ごして、カナダの良さはもちろん、日本の良さも改めて感じることができました。