広報あぐい

2016.01.01


広報あぐい トップ » トピックス(1)

阿久比町長 竹内啓二

新年のごあいさつ

新たな阿久比町のステージへ

新年あけましておめでとうございます。清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げるとともに、日頃のご厚情に心から感謝いたします。

元気のある町・阿久比

さて、本町は昨年2月に念願の10,000世帯を達成し、3月には人口28,000人となりました。平成25年10月〜平成26年9月の人口増加率においても、愛知県下の町村で1位、全国の町村の中でも4位となるなど、「元気のある町」として注目を浴びています。

昨年一年を振り返れば、4月には増え続ける新入児童を受け入れるため東部小学校に12教室の校舎を増築しました。5月には、名鉄阿久比駅のバリアフリー化工事が完成し、エレベーター3基が設置され、清潔なトイレとともに町民の皆さまに大変喜ばれています。エレベーター棟からの展望も良く、南側には阿久比川と田園風景が、北側には庁舎とオアシス大橋を見ることができ、「町の将来への希望と発展に繋がる」かの如く、線路がはるか先まで伸びていくのが見て取れます。本町を訪れる方々をお迎えするにふさわしい玄関風景だと思います。また、6月には中学校の新プールのお披露目式を行いました。“阿久比の宝である子どもたち”のために、そして町民の皆さまの生活環境の改善のために、かつてないほど建設事業の多い年でした。

念願の新庁舎完成

そして年末の12月には、多くの町民の皆さまが待ちに待った新庁舎を無事に完成させることができ、その竣工式と内覧会をさせていただきました。新庁舎建設を決断するところから完成まで、多くの関係各位にご教示とご支援、ご協力をいただいたことに厚くお礼申し上げます。

この庁舎のコンセプトは、「町民が交流・参加できる多目的ホールを併設した複合型庁舎」、「安全・安心で利用しやすい防災拠点となる庁舎」、「環境に配慮した効率的・経済的な庁舎」であり、町の中央を流れる「阿久比川」の緩やかな曲線をイメージした「縁側モール」の意匠性を基調とし、既存の公民館も含めて一体的に造形した「曲線」と「直線」を融合した美しさは、この建物の象徴的な外観デザインとなっています。そして今年は引き続き「新ホール」の建設に取り掛かります。

町民の皆さまに感謝

町長として幸せに感じていることは、今回の新庁舎建設に対して多くの町民の皆さまにご理解を示していただけたことです。「町民の皆さまが理解していてくれる」という後押しは、私たち職員に「やる気」と「踏ん張り」を与えてくれました。この事業の成功は町民の皆さまのおかげであり、心より感謝いたしております。そして、平成28年は「新たな阿久比町のステージ」がこの新庁舎から始まります。1月4日より業務を始めますが、立派に建てていただいた庁舎に恥じないよう、職員一同、今まで以上の住民サービスに努め、皆さまの「役に立つ場」としての阿久比町役場にしてまいります。

今年は「玄遠」(げんえん)の言葉を金文で書しました。「玄妙にして深遠」という意味です。道理をなすにしても、事を行うにしても、計り知れない奥深さが必要であることを改めて気付かされました。それゆえに気を緩めることなく、慎重に、そして、謙虚な態度で行政に励みたく思います。

今年も皆さまが健康で幸せにお過ごしいただけることをご祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。