広報あぐい

2015.09.15


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阿久比川柳句会作品

課題 「虹」「分け合う」
掴みたい彼の心と空の虹 好 奇
いい笑顔気持分けたい良き友と なごみ
いまだ夢 画布の真ん中虹描く 早那恵
臓器分け合って命の火を伸ばす 洋 子
虹の空 今日一日は平和なり 和 子
分け合った水筒水で生き延びる 順 子
七色のたすけ掛けして山冴える 風 露
この大地分け合う事で平和来る 龍 東
虹色で民を惑わす安倍総理 千 世
幸せを分け合うために妻と居る ますみ
70年 平和守って虹の橋 久 良
割り算の余りを狙う鋭い目 小五味
女子サッカー笑顔の額虹の汗
新じゃがが獲れたと父のケッタ便 穂多留
空に虹いい人生に立ち止まる 寿美子
揉め事が起こる財なく青い空 螢 子
虹の色くっきり映えて明日を呼ぶ 利 夫
配膳に育ち盛りの目が泳ぐ タチ子
虹を見てとがった心癒される 柚 子
血を分けて果ては他人となる因果 君 江
夢を追う子が携える虹の地図 滋 矩

苗代句会

八月作品
秋立ちて日差も風も粧へる 岡戸 隆明
秋蝉の鳴きつまづきて落ちにけり 安井まこと
長老の一打で踊り始まりぬ 下内のぶゆき
飲み干して銘酒も苦し敗戦忌 豊田 定男
盆踊果ててたちまち闇深し 北中 祥子
隠沼の水吹きわたる芦の風 新美 京子
朝顔の風を掴みし蔓の先 溝ロスミ子
散策の吾の先行く秋茜 赤津 千城
夕立来る紙燭のあはき奈良格子 前田 泰男
炎天やついそこまでの遠さかな 深谷  靖
熱帯夜明の冷気で活きかえる 井本 庄一
八月の下駄箱上に安否旗 名倉 英二
花火果つ星に静寂返しけり 森  偵史
朝霧の湖畔にスワン羽やすめ 桑山 福郎
帰省車の野菜でたわむ戻り道 新美 英記