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2014.04.15


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町長所信表明

「新たな阿久比町の建設の年」に
「為さねば成らぬことを為す」覚悟で臨む

3月4日に開かれた平成26年阿久比町議会第1回定例会の冒頭で竹内啓二町長が、平成26年度の町政運営について所信表明を述べました。抜粋して掲載します。

本町は昨年、町制施行60周年を迎え、各種記念事業を展開してきました。各事業が無事行われたのも、皆さんのご協力とご参加のおかげであり、60周年記念をともにお祝いできたことに、感謝とお礼申し上げます。

今年は「新たな阿久比町の建設の年」です。新庁舎や東部小学校校舎・中学校プールなどの建設、新水道タンク(高根配水場)から配水を始める重大な切り替え事業もあります。「為さねば成らぬことを為す」覚悟で臨みたいと思います。

大型事業が本格化し、さまざまな事業を着実に推進していくため、安定的かつ健全な財政基盤を確立し、維持することが不可欠であり、将来を見据えながら真に必要な事業を選択し、限られた財源を適正に配分することが重要です。

住民に身近な行政主体として、積極的に施策を展開する一方、これまで以上に施策の点検・無駄の排除などの徹底に努めます。職員一人ひとりが経営感覚を持ち、全職員の英知と創意を結集し、第5次総合計画の第4年次として、「みどりと共生する快適生活空間・あぐい」を目指す事務事業を推進し、次に掲げる施策を目標として、予算を編成しました。

@住みつづけたい快適なまちづくりのための推進施策
適正な土地利用への誘導、市街地、公園・緑地、水道施設の整備、緑化の推進など安全・安心な住民生活や活発な産業活動などの基礎となる都市基盤整備を計画的に進める。道路・交通網の整備と併せて循環バスの本格導入、名鉄阿久比駅のバリアフリー化を推進する。
Aみどりと共生する安全なまちづくりのための推進施策
河川浄化、下水道の促進、ごみ減量化、リサイクルの推進など循環型社会の形成に努める。防災拠点の整備をはじめとする防災・消防などの安全・安心対策や交通安全・防犯対策を強化し、みどりと共生する安全な生活環境の整備を図る。
B人にやさしい健康・福祉のまちづくりのための推進施策
子育てを支援する。高齢者福祉・介護施策全般の一層の内容充実、障がい者施策の総合的な推進に努め、健康づくり・保健事業などの積極的な展開と医療体制の充実を図る。
C人を育てる教育・文化のまちづくりのための推進施策
次世代を担う子どもたちの安全で快適な教育施設の整備と、幼・保・小・中一貫教育を推進するとともに、スポーツ村の活用や生涯学習の各種事業内容の充実を図る。
D活力ある産業のまちづくりのための推進施策
環境変化に即した多面的な農業振興施策を計画的に展開し、土地改良事業を推進するとともに工業用地の確保に努める。商工業の発展や雇用安定のための支援施策を充実し、観光協会を中心に観光振興を図る。
Eみんなでつくる参画と協働のまちづくりのための推進施策
住民と行政が協働で魅力あるまちづくりを進めるとともに、地域主権に対応する自立した効率的な行政経営を推進する。新庁舎建設の推進や町政情報の積極的な提供など住民サービスの向上を図る。

(歳入歳出予算内容は次ページに掲載)

今回の予算編成で、新庁舎建設がいよいよ本格的に始まります。5月下旬に予定している入札後、中央公民館南館跡地に建設着工します。昨今の建設費高騰による全国的な入札不調が心配されますが、細心の注意を払い臨みます。

今後大型事業が続くわけですが、だからこそ一層の経費節減と事業の見直しに努め、めりはりの利いた予算執行を強く感じています。

このような現状を認識したうえで、本町にお住まいの方がより一層「幸せ」と感じていただけるよう、今後も努める所存です。議員各位のご指導ご理解をいただくとともに、住民の皆さんの温かいご支援・ご協力を心からお願い申し上げます。