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2012.04.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(109)〜

□問い合わせ先 学校教育課 TEL (48)1111(内202)

15歳、一貫教育の出口に立った
252人の阿久比中学校卒業生へ

卒業式を前にした3月7日、阿久比中学校体育館で、卒業記念品授与式と皆勤賞表彰式が行われました。

卒業記念品授与式では、町から252人の阿久比中学校を巣立っていく卒業生へ、印鑑と証書筒が贈られました。その後の皆勤賞表彰式では、小中学校を通じての「9カ年皆勤賞」該当者14人と、中学校での「3カ年皆勤賞」該当者55人の表彰を行いました。

中学校の卒業は、義務教育修了という意味に加えて、15年間の幼保小中一貫教育の出口に立ったという大きな意味があります。今年は、教育長も出席し、卒業記念品の授与と、皆勤賞の表彰を行い、卒業生に最後のメッセージを贈りました。


〈教育長お祝いの言葉〉

今、皆勤賞の表彰を行いました。健康な体で、3年間または9年間、学校に通い続けることができたことは、両親・家族のおかげであると感謝してほしいと思います。

(中略)

私が教員であったときに、「正直者、一生懸命努力する者が、活きる学校、社会をつくってほしい」と生徒にも教員にも話してきました。人間は、怠け心を半分、もう半分は正義の心を持っています。この2つの心をてんびんにかけ、いつ、どこで正義の心を発揮するかが大切なのです。新聞やテレビを見て、「何をやっているんだ大人たちは」と思うことがあるでしょう。日本のリーダーとしてこの国を引っ張っていかなければならない人ですら、何をやっているのかと思うこともあります。ぜひ、君たちには大望を持って、自分の進むべき道を真っ直ぐ進んで行ってほしいと思います。そして、人が見ていないからとか、見ているからとかで判断するような生き方をせずに、堂々と自分をさらけ出した人生を歩んでいってくれたら幸いです。君たちの前途に幸多かれと願っています。

最後に、私が愛する言葉「春夏秋冬」を贈ります。今から春になります。春には人との出会いがあります。春のような温かい心で出会い、人と接してください。そして、勉強するにも、運動するにも、また働くようになっても、夏のように燃える熱い心で取り組んでほしいと思います。また、冷静にじっくり物事を考える時には秋のようなさわやかな心で臨んでください。さらには、自分を見つめるとき、反省するときには、冬のような厳しい心を持つことが大切であると考えます。ぜひ、この「春夏秋冬」という言葉を、折に触れて思い出し、かみしめてがんばってくれることを願って、門出を祝う言葉とします。卒業おめでとう。


□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)