広報あぐい

2011.01.01


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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革(149)

□問い合わせ先 防災交通課 TEL(48)1111 (内208)

尊い命を救うために

もし、あなたの大切な家族や友人が、目の前で心臓や呼吸が止まってしまったとき、何もしないまま救急隊が到着するのを待っていたのでは、命を救うことが大変難しくなってしまいます。

右の図は心室細動の発症から除細動を行うまでの経過時間と生存退院率を示しています。

到着まで何もしなければ、生存退院率は半分以下までに落ち込んでしまいます。

心肺停止で倒れた方が、社会復帰

11月、町内に住む50代の男性が自宅で家族と会話中に突然意識を失い倒れました。

家族の「迅速な119番通報」により、駆け付けた半田消防署阿久比支署救急隊は、心肺停止状態を確認し、直ちにAED(自動体外式除細動器)による電気ショックと心肺蘇生法を実施。搬送中の車内でもこれを継続して行った結果、倒れた男性の心拍が再開し、病院到着時には呼吸も再開しました。


救命の「お礼」に訪れた男性と
握手を交わす半田消防署
阿久比支署の救急隊員。

一般的に心肺停止に陥った傷病者は、体内に十分な酸素が行き届かず、心拍が再開しても重大な後遺症などを残すことが多いと言われていますが、この男性は社会復帰することができました。

尊い命を救うためには、「迅速な119番通報」「迅速な心肺蘇生法」「迅速な除細動」「迅速な高度救命措置」のどれもが早く連携よく行われることが大切です。

突然、目の前で人が倒れると、気が動転し、何をしていいのか分からなくなってしまうことがあります。

大切なことは、まず「落ち着くこと」です。自分が何をしてあげられるか落ち着いて考えてください。

次に安全な場所であるか確認してください。安全でなければ安全に応急手当をすることができる場所に移動させるか、安全な場所を確保するようにしてください。

救急隊が到着するまで勇気を持って心肺蘇生法など適切な応急手当をしてください。

半田消防署阿久比支署(TEL (47)0119)では、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の取り扱い方の講習を行っていますので、正しい応急手当を学んでください。

    
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