広報あぐい

2010.10.15


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阿久比川柳会作品

課題「うなぎ」「招く」
人間元気 うな主厄日の土用の日 穂多留
披露宴 千人招く広い顔 早那恵
うなぎの顔に国産ですと書いてない ますみ
十五夜をバケツに移し愛でる秋 大 作
列島をうなぎ昇りの暑気攻める 砂 絵
温暖化 世界が招くエコの道 利 夫
うなさ昇りの暑気にも負けぬ思考力 季 節
昭和史の風に招かれ硫黄島 よ し
国産ウナギと表示ありしも帰国子女 蛍 子
招かないカラスが屋根に居る不安 登美子
戦争惨禍知らぬ世相の軍備論 滋 矩

苗代句会作品集

兼題、新涼、厄日、二百十日
こともなく暮れし厄日やくびの夜の円居まどい 岡戸 隆明
愛犬の二百十日の欠伸あくびかな 赤津 千城
天空にほしきらめける厄日かな 新美 弘子
六地蔵ろくじぞう涎掛よだれかけ替えりょうあら 豊田 定男
ひでり握りてもろうつせ貝 北中 祥子
新涼や借り受けし書のひとかかえ 菅原ルリ子
磯砂いそずなのひかる厄日の潮だまり 新美 京子
平穏へいおんに二百十日の米を 溝ロスミ子
平穏に二百十日のタ茜ゆうあかね 前田 泰男
予報士よほうしの笑顔の二百十日かな 深谷  靖
二百十日父母に安否あんぴの電話など 新美八枝子
つえ立てのつつある医院涼新た 下内のぶゆき
新涼の朝茶楽しむとしとなる 井本 庄一
かみ流し新涼を切る女学生 安井まこと