広報 あぐい
2009.08.01
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阿久比町短歌の会

 
世の中が変わればこれほど変わるのかインフルエンザ夏をさぶる 岡本 育与
人生は二度となきものくよくよすることもなく何時も青空 佐野 雄造
松葉杖つえの跡丸く残りし庭の土ありには谷と成りたる深さ 木村 久世
見直される日本の食事のすばらしさ瑞穂みずほの国のお米が似合う 山崎 淳子
朝毎あさごと息子の作りくれし青汁ジュウス心情と共に百薬の価値 大村寿美子
静かなる日曜の午後雨上がりうすさせば急にざわめく 奥田 貞子
それぞれに花びら染めてあじさいのてまりのように雨にあそばれ 加藤かずみ
夏野菜植えて一ヶ月元気出た野菜も私もこれから楽しみ 新美 功子
公園で孫と並んでブランコをどちらが大きくぐか競争 橋立 智子
みどり児に満面の笑み向けられて日に幾たびか我がほほゆるむ 渡邊百合子
水張りし田のに夕陽とめおきて田植機どっかと出番待ちおり 山本きさ子
輪島市のにぎわふ朝市素見ひやかしておうなあきなふ干物を買ひぬ 竹内 清己


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