広報 あぐい
2009.02.01
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町制55周年記念 阿久比町子ども議会

 

南部小学校


金銅健太 議員  新美里佳 議員  榊原裕太 議員
質(1)   町の地震対策について
    各家庭に耐震の診断と家具などの転倒防止対策が必要です。災害時の食料・避難場所・避難経路はどのようになっていますか。
  耐震診断は平成15年度、木造住宅耐震改修費補助は平成16年度から実施しています。転倒防止対策は平成18年度から対象者に、転倒防止器具取り付け費用の負担制度を設けました。災害時の食料などは町防災倉庫にある程度備蓄していますが、各家庭で最低3日分程度の確保をお願いします。避難所や屋外避難場所を指定し町防災マップやホームページに載せていますので、家族で話し合い避難経路を確認してください。普段から危機意識を持って、自分で今どういう事ができるのかを考え、備えをしてください。
質(2)   町のゴミ問題について
    ゴミの分別が出来ていないところがあります。生ゴミの資源化を家庭で取り組む呼び掛けが必要ではないですか。
  資源ゴミは月2回収集していますが、分別が守られていないところもあります。今後もマナー向上のPRをしていきます。平成12年度から生ゴミ処理機の普及に補助をしています。「あぐいくらしの会」と「農協」の協力を得て、生ゴミを堆肥化するアスパ作りにも取り組んでいます。公共施設などで配布しているので、家庭での野菜・花作りに役立ててください。
質(3)   ボランティア活動への取り組みについて
    夏休みに宅老所へ行ったり、絵手紙を書いたりして笑顔で喜んでもらいました。ボランティア活動をやってよかった。活動を町全体に広げ、心豊かな町づくりの計画はありますか。
  ボランティア活動は、自分にできることをできる範囲ですることが大切です。小さな親切でいいと思います。町民憲章にもボランティア活動への呼び掛けを盛り込んでいます。機会があるごとに町民憲章をPRし、ボランティア活動への参加を呼び掛けていきます。
議会を終えて

議席で開会を待つ子ども議員
金銅健太君(6年)
町長さんは一人ひとりにしっかりと分かりやすく質問の答を言っていたので、すごいなあと思いました。ぼくも議員さんみたいな発言ができる人になりたいです。
新美里佳さん(6年)
議場の中は、広くて赤いじゅうたんが敷いてあり、イスも本格的で身が引き締まりました。普段思っていることを実現できるか真剣に考えてくださり、とても良い経験ができました。
榊原裕太君(6年)
すごく緊張したけれどちゃんと発言することができてホッとしました。みんなの質問を聞いていると阿久比町をもっと知っていけるようなことばかりでした。

阿久比中学校


新海和也 議員  並川佑美 議員  秋風ひとみ 議員
質(1)   税金の利用について
    役場は古く暗く利用しにくい。町営プールには毎年不審者が出る。町の行事の度に桜坂は車であふれて危険です。町民の生活がより豊かになるような税金の使い方を望みます。
  役場庁舎は築50年と老朽化が進み耐震強度も無い危険な状態にあるので、近い将来建設したいと考えています。不審者対策は、緊急の課題として取り組みます。路上駐車の無いよう周知徹底し、駐車場の確保や開催場所の変更なども考えていきます。税金は、福祉、教育、防災など個人ではできないことのために、皆様から納めていただいた貴重なお金です。皆様から意見をいただき簡素化・効率化を徹底し、優先度・緊急度による施策の重点化に努め、健全な財政運営に努めます。
質(2)   通学路の安全について
    通学路が狭く車との接触が心配です。また、道は真っ暗で不審者も心配です。防犯灯や青色防犯灯の設置を早急に検討してもらえませんか。
  安全に通学できることは重要です。道路拡幅は難しい条件もあり、多くは通学路の標識設置により運転手への注意を促しています。防犯灯は毎年30灯設置しています。青色防犯灯は費用も割高で、犯罪抑止効果が十分確認されていませんので今後研究していきます。
質(3)   夕方のパトロールについて
    登校時には、たくさんの方々に見守っていただき感謝しています。不審者が多く出る夕方や暗くなる時間帯にも、安全を見守るパトロールの方を増やしてもらえないですか。
  防犯パトロールは現在14地区の皆さんにご協力をいただいています。全地区で実施いただけるように、また、夕方のパトロールも含めて拡大をお願いして、安全・安心に向け努力していきます。パトロールにも限界がありますので、安全な道を選ぶなど自分で身を守ることも考えてほしいと思います。


成田隆人 議員  榎本秀幸 議員  伊藤裕哉 議員
質(1)   部活動の充実について
    練習する環境整備をお願いしたい。グランドの水はけが悪い。スポーツ村の室内練習場を拡大してほしい。各種大会への遠征補助をお願いします。
  練習場の拡大は難しいですが、水はけの問題は何か対策を取ります。20年近く前の生徒数が千数百人の時代でも先生と生徒が工夫して、一生懸命部活動をしてきました。郡内を見るとまだ恵まれていると思います。工夫して頑張ってください。毎年、県大会以上には補助をしています。今年は補正予算での対応もしました。今後も継続しますので全国大会目指して頑張ってください。
質(2)   バスの利用について
    高齢者や障害のある方にとって、外出のための公共的な交通手段がありません。現在配布しているタクシーチケットの使用状況はどうですか。巡回バスを走らせ、駅・施設・病院・自分の家をつなぐことができないですか。
  平成15年に巡回バスの検討をしましたが、費用面からタクシー料金助成に力を入れることになり、今年度約1,600万円の予算を組んでいます。巡回バスの運行は貴重な税金を使う大きな問題なので、今後、老年人口の増加状況などを見ながら研究します。
質(3)   ソロモン諸島との交流について
    愛・地球博「一市町村一国フレンドシップ事業」でソロモン諸島と交流し、昨年は義援金を送りました。今後、継続した交流や支援はありますか。これからも続けるべきではないですか。
  ソロモン諸島は政情が不安で騒乱も起きています。マラリアなど病気の心配もあり交流は難しいですが国際交流は必要と考えます。今年度から小学生のシンガポール派遣事業を始めました。2009年5月にはシンガポールの小学生が町にやって来ます。交流の状況や様子を皆さんに伝えます。今後も国際交流の機会を設け、阿久比町から世界に飛び立っていけるような人材を作り上げていきます。
議会を終えて
秋風ひとみさん(2年)
阿久比町の職員の方が「子どもの考えていることに対してどう思っているのか」ということを知ることができました。私たちが発表したことが1つでも多く実現されることを願っています。
榎本秀幸君(2年)
町長さんや各部長さんが、我々の疑問や提言に対し、とても真剣に答弁してもらえてとてもうれしかったです。これからもここでの経験を生かしていきたいと思っています。
並川佑美さん(2年)
皆さんが私の意見にしっかり分かりやすく答弁してくださり、新たに阿久比町について知ることができたのでとても感謝しています。本当の議会も見てみたいなあと思いました。
伊藤裕哉君(2年)
ソロモン諸島との交流で、義援金と共に送った「ソロモン諸島の国歌」についてのお礼がなかった事については心が痛みました。今回、ぼくたちの質問に真剣に耳を傾けてくださった町の方々に感謝したいです。
新海和也君(2年)
町長さんや役場の方に質問ができ、とても緊張しましたが、それ以上に、自分自身の経験や回答という収穫がありました。ぼくらの意見が少しでも反映されれば幸いです。
成田隆人君(2年)
自分の意見が言えてよかったと思います。町長さんや教育長さんなどの話は、よく調べてあり、分かりやすかったです。小学生の話を聞いていると、意外なところをついていたり、みんなのことを考えた発言が多かったりして驚きました。
飯島由菜さん(2年)
私が思っていた以上に、町長さんはじめ皆さんが阿久比町をより良くするために、いろいろ考えてくれているんだと知りました。私たち子どもの考えや意見などをこれから1つでも検討してもらえたらとてもうれしいです。学校で議会の報告をして、私たちに何かできることがないか考えていきたい。
伊藤晴香さん(2年)
意見がすぐ実現する事はできませんが、意見や提案は決して無意味なことではないと思います。よりよい阿久比町にするために私たちはこれからも努力を惜しまず、協力することが大切だと思います。

まちづくりに関する私たちの誓い

私たちの町、阿久比町は町制55周年をむかえ大いに発展してきました。ホタル、あぐい米、うめ、もちの木、菊、この伝統と自然豊かな阿久比町を守り、そして更に発展させたいと思います。そのために阿久比町民全員が明るい社会を築く努力をする必要があります。私たちはその努力をおしまず、素晴らしい阿久比町にすることを誓い、次のことを宣言します。

一、 町民全員が協力し、ホタル飛びかう豊かな自然を守り続けます。
一、 ボランティア精神をもち、より良い町づくりをします。
一、 地域活動や学校行事を盛んに行い「絆」を深めます。
一、 地域全体が安全で安心な社会を目指し、より住みやすい町をつくります。
一、 オアシス運動を推進し、笑顔あふれる町を築きます。

平成20年12月24日  町制55周年記念阿久比町子ども議会



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