広報 あぐい
2009.02.01
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町制55周年記念 阿久比町子ども議会

 

するどい質問で町に問う


子ども議会に出席した子どもたち

町制55周年記念「子ども議会」を昨年12月24日、町議事堂で開催しました。

町内小中学校から代表20人が議員として出席しました。

“議員”たちは、保護者らが傍聴席で見守る中、緊張した表情で議席に着き、開会を待ちました。午後1時に開会。議長は飯島由菜さん(阿中2年)、副議長は伊藤晴香さん(阿中2年)が務めました。

「ホタルのすめる自然など阿久比町の良いところを残しつつ、大人から子どもまでが安心して暮らしていけるまちにしたい」と飯島議長のあいさつの後、子ども議員は、学校別に3人1組で壇上に上がり、一般質問を行い、町の答弁を求めました。

質問終了後には、伊藤副議長から決議案「まちづくりに関する私たちの誓い」が提出され、全員賛成で可決されました。

子ども議会での質問・答弁を一部抜粋して紹介します。

東部小学校           英比小学校          草木小学校
南部小学校    阿久比中学校      

東部小学校


新美有希 議員  森本義仁 議員  竹内利騎 議員
質(1)   阿久比駅のバリアフリー化について
    阿久比駅はあまりユニバーサルデザインが生かされていないと思います。阿久比駅だけでなく、バリアフリー、ユニバーサルデザインがもっと町全体に広がってほしい。阿久比駅の具体的な計画はありますか。
  名鉄は「バリアフリー新法」により乗降人数などを見ながらバリアフリー化の実現に取り組み整備を進めています。現在、阿久比駅の整備計画はありません。特急電車も止まるようになり、多くの人に利用していただけるようになります。阿久比駅のバリアフリー化には大改修が必要で、多額の工事費が必要ですので、今後も名鉄にお願いしていきます。
質(2)   宮津団地内道路の歩道設置と団地入口の改修について
    宮津団地には子どもからお年寄りまで多くの人が住んでいます。歩道が整備されていないため危険です。団地公園の入口が急で狭いです。道路・公園の整備計画はありますか。
  道路や公園には、国や県・町が造り管理するものと、個人が自分の土地に造って管理するものがあります。宮津団地は新日本製鐵(株)の団地として造られ、現在は宮津団地に住んでいる人たちの共有の財産です。今後どのようにしていくのかなど団地の方々の意向をみんなで話し合っていただき、一緒に考えていきます。
質(3)   東部小学校の校門について
    東部小学校の校門は先生だけでなく、地域の人や子どもなども開閉しますが、重くて扱いにくく危険です。改修の予定はありますか。
  校門は防犯上耐久性の良いものをと考え、丈夫で長持ち、壊れにくい鉄製になっています。重くて扱いが困難であれば開閉がしやすいようにレールなどを修繕していきます。
議会を終えて

壇上で決議案を読み上げる副議長
新美有希さん(6年)
話は難しいところもあったけど、他の学校の人の発表を聞いていて、いろいろな考えがあったのでおもしろかったです。
森本義仁君(6年)
とても緊張しましたが意見を言うことができました。ぼくの意見は採用されなかったけど、良い経験になりました。これからも地域のことを考えて生活していきたいです。
竹内利騎君(6年)
発表が終わったときはすごくホッとしました。ほかの人の受け答えを聞いていると、町長さんはすごく大変だなと思いました。阿久比町がもっと便利なまちになったらいいなと思います。


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