生涯を通じて健康でいきいきと過ごしていくためには、日ごろから生活習慣に気を付けていくことが大切です。
長年培ってきた生活習慣を途中で変えることは容易ではありません。若いうちから正しい生活習慣を身に付けていくことが大切です。
町では「健康日本21あぐい計画」と同時に「すこやか親子阿久比」計画を推進しています。
「すこやか親子阿久比」は、乳幼児期から20歳未満の方の健康づくりについて考えた計画です。「健康日本21あぐい計画」と「すこやか親子阿久比」の2つの計画で、皆さんが生涯を通じて安心していきいきと生活していけることを目指しています。
昨年春、阿久比町の思春期の実態を把握するために、阿久比中学校の全校生徒を対象にアンケートを実施しました。
内容は飲酒と喫煙に関する意識調査、薬物、性に関してどの程度正しい知識が浸透しているかについての調査です。
今回は、飲酒に関する意識調査の結果について紹介します。
「今までに飲酒したことがあるか」という問いについては、710人中187人(26.3%)が「はい」と答えています。ちなみに、平成13年度、各学年の2クラスに同様のアンケートを実施したときは、「はい」と答えた生徒の割合は42.0%でしたので、今回減少したことが分かります。
飲酒したことがない生徒のうち21.3%が「飲酒してみたいと思っている」という結果が出ました。
多くの生徒が飲酒に対する興味があり、飲酒が私たちにとって身近になっているようです。
「飲酒をした、またはしたい理由」は下記の表のとおりです。その中で、大人から飲まされたという生徒が14人(飲酒したことがある生徒のうち7.5%)いました。
成長期は、心身共に発達途中であるため、アルコール分解能力も大人に比べ未熟です。成長期での飲酒は、脳細胞へ悪影響を与えたり、性ホルモンを作り出す臓器の機能が抑制されたりするなどの危険性があります。
周囲の大人は「少しくらい、今日くらいどうだ」という軽い気持ちで飲酒を勧めたとしても、それがきっかけで習慣的な飲酒に進む可能性もあります。子どもや若い人に安易な気持ちで飲酒を勧めることはやめましょう。 |