花かつみは、アヤメ科の多年草で野花菖蒲(ノハナショウブ)とも呼ばれます。
室町時代に伯耆の国(鳥取県)から草木の下芳池に移植されたと伝えられています。
桶狭間の合戦の際には、徳川家康の生母於大の方が家康の武運長久を願い、坂部城で「花かつみ」の「勝つ」という名前に思いを込め、仏前に捧げたという伝説も残っています。
大正時代には、絶滅してしまったとも言われましたが、その後も地元の人々によって大切に保護され続けました。
昭和62年には、「花かつみ保存会」が結成され、「花かつみ園」が設置されて以来、保存会の皆さんの努力で、毎年少しずつその数を増やしています。
花かつみ園は今年で開園20年目を迎えます。初夏に咲く涼やかな紫色の花をご観賞ください。
- ◇一般公開の期間
- 6月3日(日)〜17日(日) 午前9時から午後4時まで
- ◇和太鼓かつみの披露(雨天中止)
- 6月10日(日) 午前11時からと午後2時からの2回
- ◇早朝公開(写真撮影など)
- 6月9日(土)・10日(日) 午前6時から
※開花状況などにより公開期間、行事内容を変更する場合があります。
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