広報 あぐい
2006.07.01
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子どもに伝えたい あぐいのむかし(2)

 


宝安寺所蔵 円空仏

円空仏(えんくうぶつ)

円空は美濃の国(現在の岐阜県南部)で生まれ、仏像造りの活動をしながら全国をめぐり歩きました。

ノミで荒く彫るだけという独特な方法で造られた木彫仏像は円空仏と呼ばれ、64年の生涯で約12万体を製作したと言われています。

円空仏は岐阜県を中心に全国で約2,000体が確認されています。(知多半島では15体確認)

白沢地区の宝安寺にある円空仏は円空が延宝4年(1676)ごろに荒子観音(名古屋市中川区)を中心に造像活動をしていた当時の作品で、高さ42.5cm、木彫りの薬師如来座像です。

平成8年には町有形文化財に指定されました。

300年以上前に造られた円空仏は今も人々の心を打つ不思議な魅力にあふれています。



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