広報 あぐい
2006.06.01
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もうすぐホタルが飛びかいます

 

二子塚古墳の堀に幼虫を放流する東部小児童

5月2日、宮津の二子塚古墳でヘイケボタルの幼虫放流式が行われました。

この日は東部小学校5年生と6年生の児童106人が1年かけて育ててきた幼虫1,000匹を古墳の堀に放流しました。

平成16年からこの場所に放流を始めて今年で3年目。毎年、成虫になったホタルが飛びかう姿が観察されています。

環境委員会の児童が中心となり幼虫を育てたり、児童会が二子塚古墳の周りを掃除して「クリーン活動」を行うなど学校全体でホタルの保護に努めています。

放流を終えた後、環境委員長の藤井俊樹君が「放流した幼虫が立派な成虫になるよう見守っていきます。東部小の周りでも、今まで以上にホタルがいっぱい飛びかう環境になるよう努力します」と誓いの言葉を述べました。


東部小「ホタルワールド」に幼虫を放流する児童

東部小学校では校内の養殖場「ホタルワールド」にも幼虫が放流されています。6月22日と23日の2日間、夜間開放をしてホタル鑑賞会が行われます。



“ビオトープ”に幼虫を放流する坂部さんと北原保育園児

5月12日には、坂部三郎さん(大字白沢)が知人の休耕田を借りて造った“ビオトープ" (生物を共存させた人工的な空間)に北原保育園児を招き、ヘイケボタルの幼虫を放流しました。

坂部さんは昨年、東部小から500匹の幼虫をもらい、成虫を育てた後今年3,000匹に幼虫を増やしました。

園児たちはコップに入った幼虫を珍しそうに眺めながら、水路に放流しました。坂部さんは、「ビオトープという自然に近い環境の中で育ったホタルを多くの人に見てもらいたい」と話していました。

今年も6月中旬ごろには、ヘイケボタルが淡い光を放ち、飛びかう姿がいろいろな場所で見られそうです。



土まゆ(左)・さなぎ(右)

5月下旬ごろになると幼虫は体長約9mmに成長。発光しながら水辺にはいあがると分泌液を混ぜた土でまゆを作りさなぎになります。ほとんどのさなぎが土中数cmのところで羽化を待ちます。


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