広報 あぐい
2006.05.15
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花かつみ園 一般公開 6月4日(日)〜18日(日)

□問い合わせ先  社会教育課 TEL(48)1111 (内280)

昨年の花かつみ園

初夏に咲く幻の花

草木地区にある花かつみ園で、保存会(竹之越隆幸会長)により、大切に保護されている「花かつみ」の一般公開が始まります。


花かつみは、アヤメ科の多年草。野花菖蒲(ノハナショウブ)で、鮮やかな紫色の花を咲かせます。

室町年間に伯耆(ほうき−鳥取県西部)の国から草木の下芳池に移植したと伝えられています。

永禄3年(1560)、桶狭間の合戦の際に、徳川家康の武運長久を祈り、家康の生母於大の方が坂部城で、この花かつみを「勝つ」という言葉に心を込めて仏前に捧げたという伝説も残っています。

大正時代には「幻の花」と騒がれて盗掘にあい、絶滅してしまったと言われていました。

昭和初期、ひとりの植物愛好家が自生の1株を発見、その後地元の人々によって保護されてきました。

昭和62年「花かつみ保存会」が結成され、同年「花かつみ園」が設置されて一般に公開されています。

今年も、鮮やかに紫色に輝く「花かつみ」を鑑賞して、初夏の訪れを感じてください。

一般公開の期間
6月4日(日)〜18日(日)
午前9時〜午後4時
早朝開放(写真撮影など)
6月10日(土)、11日(日)
午前6時から

期間中は短歌、俳句、狂俳の作品を募集しています。園内のボックスに投函してください。

□問い合わせ先
社会教育課 TEL(48)1111 (内280)


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