広報 あぐい
2006.2.15
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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革(32)

□問い合わせ先  防災交通課(内208)

集団災害合同研修会を開催します


表面


裏面

大規模地震などの自然災害や昨年107人の犠牲者を出したJR西日本福知山線列車脱線事故などのような、多くの傷病者が発生する災害や事故が発生した場合に備えて、町と知多郡医師会阿久比支部では、「災害時の医療救護に関する協定」を締結しています。

町では、職員の危機管理能力の育成と行動指針の作成、医師・看護師・救急救命士の連携により円滑な医療救護体制を築くために、集団災害合同研修会を実施します。

研修会では、想定した列車事故で多数の傷病者が発生し、町と知多郡医師会阿久比支部、半田消防署阿久比支署と相互に連携し、迅速な医療救護体制を確立し、阿久比町赤十字奉仕団の協力を得て、傷病者の救命率向上を図ることを目的に実施します。

□日時
2月25日(土) 午後2時〜午後3時半(予定)
※雨天中止
□場所
浅井外科 正面南側駐車場
□参加機関
阿久比町・知多郡医師会阿久比支部・半田消防署阿久比支署・阿久比町赤十字奉仕団
□訓練想定
白沢駅北踏切で、特急電車が踏切内に立ち往生した乗用車と衝突し、列車は脱線、乗客に多数の負傷者が発生。
半田消防署阿久比支署の救助隊・救急隊は、現場で1次トリアージを実施し、最寄りの町災害指定病院である浅井外科へ収容依頼し傷病者を搬送。
□訓練内容
病院では、連絡網による応援医師、看護師の招集を行い、救護班を編成して医師・看護師による再トリアージ、治療などを実施し、応援医師と連携して、重症者に対する高次医療機関への搬送指示、医師の指示による救急救命士の特定行為を行います。
軽症者は、エアテント内で赤十字奉仕団が応急手当をします。
病院敷地内に現場本部を設置し、傷病者の情報を集約し、関係機関に伝達します。

「トリアージ」とは、多数の傷病者に対して緊急度・重症度に応じて、限られた医療資源を最大限に活用して、可能な限り多くの傷病者の治療に当たることです。

治療の優先順位に従って搬送・病院選定・治療を行います。実際には、現場に駆けつけた救急隊や搬送された病院の医師、看護師が行います。

絶望的重篤群(黒)・即時緊急治療群(赤)・中等度治療群(黄)・軽症群(緑)の四群に分け、トリアージタッグで識別します。

訓練終了後には、地震体験車「なまず号」の体験試乗会を開催します。
※雨天中止

「なまず号」には、見学者の方も試乗できます。研修会の見学はどなたでもできます。



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