広報 あぐい
2006.02.01
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幼・保・小・中一貫教育プロジェクト

シリーズ(3)

□問い合わせ先  学校教育課 TEL(48)1111(内202)

今回は、プロジェクトの組織を中心に説明します。

6.組織


川上昭吾教授

このプロジェクトの顧問を、川上昭吾愛知教育大学教授にお願いしました。

川上教授は、理科教育が専門で日本理科教育学会の会長を務めています。大学にいながらも、学校の「授業」から離れない研究を進めることを身上とし、全国各地の学校で実際に理科の授業を行って研究を進めています。

阿久比町でも、昨年の12月1日に南部小学校の5年生を対象に理科の授業を行いました。子どもたちを引きつける教材・教具を用意し、問題意識をもたせながらの授業展開に児童は集中していました。

日本だけでなく、世界の教育にも通じていますので、適切な指導をいただけます。

プロジェクトの中に幼児教育部会、生活習慣・学習習慣・食育研究部会、教科研究部会、道徳・健康教育研究部会、総合的な学習研究部会の5つの研究部会を設置し、1月15日の広報に掲載した研究内容について分担して研究を進めていきます。

顧問、会長、副会長、各研究部の部長と副部長、事務局が推進委員となります。

各研究部には、10人から19人の研究部員が所属し、総勢で105人のメンバーで構成されています。

研究部員は、幼稚園・保育園の園長、主任保育士、教諭、父母の会の代表、小中学校の教諭、養護教諭、PTAの代表、町保健師、産業課・社会教育課の職員で構成されています。

事務局は、学校教育課職員が務めます。

プロジェクトの組織図は次のようになります。

阿久比町幼・保・小・中一貫教育プロジェクト組織図



小学校での授業

今まで同じ幼児を育てながら、そのねらいが違うということから、なかなか連携をとることができなかった幼稚園と保育園、育てた子どもを送り出しながら、指導者同士の連携がとれなかった幼稚園・保育園と小学校、中学校の教諭、保育士が同じ土俵に上がることができました。

子どもたちの望ましい成長に必要なものは何かをテーマに議論をすることができるようになり、まずは1歩前進できたと考えています。

さらに、保護者の代表にも加わってもらいましたので、家庭教育の在り方についても検討していくことができます。

「家庭と学校・保育園・幼稚園が共通理解を図らなくては子どもはよい方へは育ちません」という言葉をよく聞きます。実際に問題が起こったときには、教諭と保護者は話し合いを行っています。しかし、その内容は目先の子どもの姿だけについての話し合いがほとんどで、15歳の子どもたちの姿を見据えての話し合いはなかなかなされていないのが現状です。

このプロジェクトで、時間をかけて保護者と教諭が話し合うのは大変有意義なことです。


7.プロジェクトの全体像


全体イメージ
拡大図はこちら
(100KB/99,749バイト)

プロジェクトでは、子育てについて3つの柱を中心に話し合い、その望ましい指導の在り方について明らかにしていきます。

3つの柱は「学習指導の一貫性」「阿久比町の特色ある教育」「基本的生活習慣の確立」です。この3つの柱を幼稚園・保育園段階から中学校まで一貫させ、それを行政や各種団体が側面から支援していくというものです。

ここに、保護者・地域が載せてありませんが、3つの柱になる部分に常にかかわっていかなくてはプロジェクトの実現は不可能ですので、全体に深くかかわっていることを付け足しておきます。

全体イメージはこちらの図の通りです。

□問い合わせ先
学校教育課 TEL(48)1111(内202)


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