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2006.02.01 |
★安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革(31) |
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□問い合わせ先 防災交通課(内208) | |||||||
室内に潜む危険性突然の地震に襲われて、自分や家族がけがをしたら、どうなるでしょう。 けがを負うと、その後の避難行動や地域の一員としての役割(相互の助け合い)などすべてに支障が生じます。けがの有無の多くは、揺れ始め3秒間の行動で決まると言われています。皆さんの家庭内(室内)を見渡して、潜む危険性を考えてみましょう。
○家具の固定とレイアウト(配置)地震が就寝中に発生することも考え、暗闇の中を想定します。室内にあるすべての家具が固定され、ガラスにも飛散防止フィルムが張られているのが理想です。固定できない家具がある場合は、どの向きにどの位置まで転倒するか(被害に遭うか)を考えます。もしその位置で就寝している場合は、家具の配置を変えるか、就寝位置を変えます。家族全員が部屋の中で、どこが危険でどこが安全かを認識することが大切です。 室内に必ず一カ所は安全な場所(ゼロリスク空間)を作ってください。避難経路の確保も大切です。家具が倒れてもドアが開く配置をしてください。 阪神淡路大震災の検証から、寝室と子ども部屋の家具転倒率が、居間などの部屋より高くなっていますが、このことは、部屋の広さ(床面積)に対して、家具の数が多すぎる傾向になりやすいためと考えられます。 ○家族全員の行動ルール揺れに気づいたら、すぐに安全な場所(ゼロリスク空間)に逃げ込みます。 揺れている時は、むやみに動かないことです。お互いに声を掛け合い、安全な場所にいることを確認し、無理な行動は控えましょう。 子どもや高齢者にも「室内の安全な場所」を教えておくことが大切です。
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