第184号 令和2年2月1日発行

一般質問 町政を問う > 澤田 道孝 議員

澤田 道孝 議員(佐和の会)

澤田 道孝 議員

都市計画道路環状線 早期実現

引き続き県へ早期事業化を要望

 都市計画道路環状線(一の草病院・横松から名鉄線を横切り植大・野崎交差点を経由して岩滑・南吉記念館へ至る阿久比町部分)が、移転決定した新半田病院へのアクセス道路として開通が急務となっている。
 この環状線は、名鉄線と交差することにより、野崎交差点と環状線の交差方法が制約を受けることになる。町の方針が、平面交差にこだわり、道路計画が進まない。
 【建設経済部参事】一般県道阿久比半田線と都市計画道路環状線の交差方式は、平面交差の形で都市計画で決定されている。
 野崎交差点を平面交差とするか立体交差とするかは、それぞれにメリット、デメリットがある。
 野崎交差点で環状線を立体交差とすると、環状線を東西方向へ通行する車両は、円滑に通行することが出来るが、一方、環状線と一般県道阿久比半田線との相互アクセス性は低下し、阿久比町民の利便性の低下を招く。
 環状線整備に伴って、もたらされる付加価値・道路機能の向上・町民の利便性向上などはお互いに反する部分もある。交差形式を含めた道路計画の決定には、あらゆる視点から総合的に判断する必要がある。
 野崎交差点の交差形式は、町民の利便性確保の観点から平面交差方式が望ましいと考え、県と協力して、あらゆる可能性を含めた検討を進めていく。
 社会情勢は常に変化しており地域事情や財政状況など、その時代にあった柔軟な対応が必要なため現在の事情に合わせて方向性を判断していく。県とも協力しながら最良の形で、一日も早く環状線が整備されることを望んでいる。引き続き、県に早期事業化を要望しながら報告できる段階になったら、報告したいと考えている。
 また、新半田病院へのアクセス道として期待されているとのことだが、この区間は阿久比川や名鉄河和線を横断するため橋梁などの、大型構造物が不可欠であり、鉄道事業者や公安委員会との調整など、新半田病院開院に間に合わせることは非常に難しいことが想定される。
 新半田病院へのアクセス道に関する短期的な対策については、半田市から相談も受けており本町としても協力している。

ハザードマップの重要性

希望者への配布を再開

 大雨に襲われ災害に見舞われたとの報道が相次いでいる中、タイムリーなハザードマップの作成・町民への周知の重要性は増すばかりである。
 役場にハザードマップをもらいに行くが、「配布できるものはなくインターネットで確認してください。」と言われた。近隣市町では配布されているのに、本町のみ用意がされていない。
 【総務部長】洪水ハザードマップ、土砂災害警戒区域図、地震予測データ等を一体化した防災マップを、町内全戸に配布し、町HPでも閲覧できるようにしており、転入者への配布に限定していたが、希望者への配布を再開する。
 防災マップの更新は、県が洪水に係る浸水想定区域の見直しをした後に行う。

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