第184号 令和2年2月1日発行

一般質問 町政を問う > 大村 文俊 議員

大村 文俊 議員(高志会)

大村 文俊 議員

安全で安心できる河川対応を

県に要望していく

 阿久比川は天井川であり、土砂等の堆積で河川決壊の危険性が高いと考える。
 各河川の過去の氾濫・決壊。
 【町長】昭和49年7月の集中豪雨では、前田川・矢勝川の堤防が決壊し、約150世帯が浸水被害を受けた。昭和51年9月の台風17号による集中豪雨では、十ヶ川の氾濫、矢勝川・前田川・蟹田川の決壊により浸水被害は約330世帯に及んだ。平成12年9月の東海豪雨では、西谷川の決壊の他、阿久比川や福山川・殿越川の越水、除塵機のスクリーンに大量のごみが引っ掛かり、内水氾濫が発生し約200世帯が浸水被害を受けた。
 堆積した土砂の撤去計画及び、その必要性。
 【町長】県の河川整備計画では十ヶ川・草木川・矢勝川では流下能力を確保するため、部分的に堆積土砂の浚渫(しゅんせつ)を行うとされている。今後は土砂の堆積で、流下能力不足が確認されれば土砂撤去が計画されると考えている。
 住民の生命と財産を守るための、今後の河川対応。
 【町長】県管理河川については、河川整備計画に基づいた対策を、着実に実施していただけるよう県に要望していく。

町民の生命と財産を守る災害対応を

災害対策実施マニュアルを作成し職員に周知

 災害時の職員対応は全員が防災担当との考えで、町民の生命と財産を守るための自主的な行動を。
 初動対応の遅れや、避難所対応に対する阿久比町の考え。
 【総務部長】強大化する台風による被害は想定を上回ることが増え、危惧している。本町では災害対策実施マニュアルを作成し、災害時に迅速かつ的確な初動体制がとれるよう、職員に周知している。
 また、台風などの進行型災害を対象に、台風接近初動マニュアルを策定し、事前に災害対策準備会議を開催し、事前準備内容等を担当部署ごとに確認報告して初動体制を整えている。
 非常配備の発動から、体制が整うまでの所要時間。
 【総務部長】災害の種類、発災時間等により所要時間は変わるが「第1非常配備」、「第2非常配備」の準備体制については、おおむね1時間以内で、「第2非常配備の警戒体制」「第3非常配備」については、「第2非常配備の準備体制」からの体制移行となり、順次参集する。巨大地震等突発的な災害が発生したときは、業務継続計画に基づき、おおむね3時間以内に体制を整える。
 現在の職員の住居地。
 【総務部長】12月1日現在の職員数216人。
・町内在住は78人
・知多半島在住は128人
・三河地区在住は3人
・名古屋市内在住は5人
・その他の地域在住は2人

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