10月から11月にかけて、総務建設委員会、議会だより編集特別委員会、文教厚生委員会が、それぞれ県外視察を行った。
飯能市議会における「タブレット端末」導入と現状
飯能市は、IT活用に積極的な自治体として注目される中、環境マネジメントシステム(ISO 14000)活動にも取り組み、成果を上げている。
そこにはタブレット端末の有効活用により、事務効率の改善、ペーパーレス化による紙使用量や印刷費の経費削減、正確かつ迅速な情報の一元化と共有化、住民対応の向上など議会改革の推進に前向きな姿があった。
重要なのは、意識改革と住民を身近においたサービスの提供だ。
首都圏外郭放水路「龍Q館」
埼玉県春日部市周辺は、大河川に囲まれ、昔から浸水被害に悩まされてきた地域。
その被害を軽減するために建設された地下の川で、洪水を地下放水路に溜め、排水するしくみ。地下50mを貫く総延長6.3qの施設。
阿久比川水系の管理施設の維持管理や河川環境の整備など、地域に安全・安心を提供することは同じ。
(山本 恭久 議員)
町民を巻き込んだ議会だよりづくり
平成26年度全国町村議会広報コンクールで最優秀賞を受賞した川西町へ視察に行った。
川西町の議会だよりの発行の目的は「町民参加の拡大」「政策提言」の具現化であった。
●表紙にはこだわり、色は赤色を入れる。
●見出しはできるだけ大きくする。
●条例改正・委員会報告はできるだけ分かりやすくする。
●写真は非常に大切で大きめの写真を載せる。
●住民を巻き込んだ記事を掲載すると読者が増加する。
●文章・写真は町の人にアドバイサーとして協力していただいている。
阿久比町の「議会だより」より正直分かりやすい。
より多くの町民に読んでいただける「議会だより」を目指して一歩一歩前進していかなくてはいけない気持ちである。
川西町への視察は今後の編集に役に立つと全員感じたと思う。
(新美 正治 議員)
チームティーチング指導員および学習サポーター
射水市の小杉中学校へ訪問した。
教科担任一人の一斉授業ではなく、チームティーチング指導員と連携しながら生徒に個別に指導にあたる。
阿久比町の小・中学校でも実施しているが、数学・英語に関しては特に徹底されていた。
学習サポーターは特別支援学級や通級指導のほか、支援を要する児童・生徒が在籍する普通学級において、教員の指導に基づいて補助的な支援を行い、市内に34人が配置されている。
地域包括支援システム
南砺市には、3ケ所の病院と4診療所があり「地域包括医療・ケア」を推進し、行政は医療局を設置し、在宅医療(訪問介護、訪問リハビリ、訪問看護、居宅介護支援)に取組んでいる。
医療機関が中心であるが医師不足もあり、地域住民参加で地域医療を守るための人材育成への「在宅医療推進セミナー」「地域医療・地域活性化マイスター養成講座」「地域医療を守り育てる会」など医療と介護と地域のもつ「互助」で連携強化に全力で取り組んでいた。
いずれ、阿久比町も抱える問題でもあるので、今後のためにとても参考になった。
(新美 正治 議員)