12月9日に総務建設委員会を、10日に文教厚生委員会を行い、それぞれの委員会に付託された議案の詳細な説明を受け、質疑を行った。
主な質疑は次のとおり。
【総務建設】
行政手続における特定の個人を識別するための番号利用に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定
「地域の特性に応じた施策を…」とあるが、本町としての特性は。
国が定めた個人番号の利用は、「税・福祉・防災」に限られており、その範囲内で、町が独自に定めたものに利用する。
個人番号の管理を行う部署や管理方法、利用手続き、履歴管理は。
IDカード管理により、「誰が」「いつ」「どんな」情報を見たかがわかる。番号利用は、該当する課・担当者が業務の範囲内でのみ可能となる。データは各課が保管し、他部署の者は見られない。
今後の手続きの流れなど、わかりやすく広報等で知らせていく検討は。
国と同様に、町も広報等で引き続き行っていく。
個人番号カードの有無によって、事務手続きに違いがあるのか。
カードがあれば、窓口での添付書類が少なくなり、他情報の取得が便利になる。
本人確認もできる。
税条例等の一部改正
これまで「猶予」や「担保」はなかったのか。
今までは、国の徴収基準を準用していた。今回の法改正により、各市町で条例化するように通知があった。
平成27年度 一般会計補正予算
人事異動による増額だが、具体的な内容は。
4月の異動で、昇格・昇給によって生ずる差額の不足分。
選挙管理委員会費の基幹システム改修は、いつの時点の18歳からか。
法は、平成28年6月19日施行。実際には、平成28年に行われる国の選挙から。
(山本 恭久 議員)
【文教厚生】
阿久比町介護保険条例の一部改正
施設入所されている方や認知症の方など、本人が個人番号を自覚できない場合の対応は。
ケアマネジャーが個人番号を記入することになるが、ケアマネジャーの身分確認などをしているので大丈夫である。
平成27年度 一般会計補正予算
民間保育所運営費の減額は実際に人数が減ったのか、認定児童が減り、自由契約児が増えたのか。
当初予算の作成段階では自由契約児はいないと計画したが、実際に申込を受付した際に、自由契約児に該当する子どもがいたために差が生じた。
平成27年度 国民健康保険特別会計補正予算
予備費で1億円以上あるのに、歳入をそのまま予備費に充てなくてはいけないか。
一般被保険者の療養給付費や高額療養給付費に充当すべきものであるが、それぞれ振り分ける按分係数がないことや、この増額分のみで実際の給付がすべて賄えるものではなく、予備費に計上しておき、各費目へ柔軟に充当できるようにした。
(新美 正治 議員)