防災訓練に430人が参加
東海・東南海地震に備える

避難所設営訓練で
避難者名簿に記入する参加者 |
9月2日、午前7時から英比小学校屋内運動場で阿久比町防災訓練を行い、各地区の自主防災会や町赤十字奉仕団員など総勢約430人が訓練に参加しました。
訓練は今後発生が予想されている東海地震・東南海地震が連動して発生し、阿久比町で震度6強を観測したとの想定。地区ごとに4班に分けて、避難した場合に行う避難所設営訓練や、けが人を手当てする救護訓練などを実施しました。
避難所設営訓練は、防災訓練で今年初めて実施しました。激甚災害が発生した場合は、極限状態の中で、被災者が避難所でかなりの期間、共同生活を営むことが予想されます。訓練では自主防災会が中心となって、避難者名簿の記入と段ボール製間仕切板の設営を行いました。避難所で提供する支援物資などは、避難者数を基礎としますので名簿作成は必要不可欠な作業です。間仕切板は、介護を必要とする高齢者・障害者などの災害時要援護者の専用スペース確保に使います。
避難所は、生活再建を始めるための地域の防災拠点となります。避難者の自主運営、自力再建が原則です。共同生活をする上で、自主防災会を中心に「共通理解ルール」を決め、被災者同士が力を合わせることが必要です。
積極的に地域の自主防災会に参加するなどして、自分自身の安全は自分で守るように心掛け、日ごろから防災意識を高めて、いざというときに備えてください。 |