| 夏すぎて庭の紅葉も美しく朝日をうけて今日もたのしく |
山内 清子 |
| お習字の三重丸がうれしくて今も行きたやデイサービスに |
林 政能 |
| 連休をさいて来し娘のうれしさよまた会える日を信じわかれる |
船津伊智子 |
| 昼寝してまどろむ窓に鳥の群一声かけてわれも喜ぶ |
宍戸喜代子 |
| 大正と昭和平成わが生きし年令まだ少しあれと欲言う |
棚橋 秀子 |
| 漫談のテレビに笑い転げいる友と一緒に仕草まねたり |
若子 好子 |
| 刈り終えた稲穂拾いはサギの群 |
石角 勝 |
| クール便三陸秋刀魚に舌つづみ |
和田 良子 |
| 仲秋の月を背なかに見送りぬ |
竹内さか江 |
| 名月に彼女を待つこと覚えけり |
関 品道 |
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