2021.08.01·15
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□問い合わせ先 | 防災交通課交通係 | TEL (48)1111(内1210) |
7月10日に開催した阿久比町「社会を明るくする運動・安全安心町民・青少年健全育成推進」大会で、阿久比町は「歩行者優先」のまちを宣言しました。今後、町内の高齢者や児童・生徒など「歩行者」の皆さんを交通事故から守ることを目的に、さまざまな場面で「歩行者優先」を啓発します。
本町では、高齢者の増加に加え、近年の転入世帯の増加により、子どもも増え、通学路の安全確保が急務となっています。高齢者や児童・生徒などの交通弱者である歩行者を交通事故から守ることは、社会の使命であると捉えています。
このような状況の中、本町では、「阿久比町交通安全条例」に車両使用者と比較して、弱い立場である歩行者や、交通事故に遭いやすい高齢者、子どもへの一層の安全を図ることを、本町の基本理念として明文化しました。
「歩行者優先」は、マナーではなくルールです。この「歩行者優先」の原則を徹底し、阿久比町から交通事故による犠牲者を出さないために、「歩行者優先」のまちを宣言します。
私たちの生活において移動手段として欠かすことのできない自動車や自転車。便利な乗り物ですが、ちょっとした不注意で交通事故につながり、命を奪うこともあります。特に交通弱者である「歩行者」を守ることが重要です。「歩行者優先」はマナーではなく、守るべきルールであることを意識してください。
横断歩道に近づく場合、車両(自転車を含む)は、横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の手前(停止線がある場合は停止線の直前)で停止できるような速度で進行しなければなりません。
車両(自転車も含む)は、交差点やその直近など、横断歩道の設けられていない場所で歩行者が道路を横断しているときも停止しましょう。
歩行者は横断歩道などを横断するときは、手を上げてドライバーに横断する意思を伝えましょう。また、停止したドライバーと目と目を合わせ、感謝の気持ちを伝えましょう。お互いが気持ちの良い関係となることで歩行者優先の機運が広がれば、交通事故の減少につながります。
町では、各種交通安全教室の開催や、自動車のスピード調査、他市町に先駆けた飲酒運転根絶条例の制定などの啓発により、平成28年11月以降、交通事故死ゼロが続いています。これは、多くの町民、事業所の皆さんの交通安全に対する努力や意識の高揚によるものと考えられます。
ですが、令和3年1月から6月末までの事故発生状況を見ますと、人身事故は前年同時期に比べて、14件増の57件発生し、74人の方が負傷していることから、およそ2、3日に1人が交通事故に遭い、けがをしていることになります。
次はあなたが被害者、あるいは加害者になってしまうかもしれません。今一度交通安全について考えてみてください。
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