第206号 令和7年8月1日発行

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新美三喜雄 議員

新美三喜雄 議員(新済会)

里山として住環境を守るには

住民と協働で健全化・再整備化に努める

   …町長   …副町長   …教育長    
  …総務部長   …民生部長   …建設経済部長   …教育部長
 里山とは、集落や耕地の周囲の山や森林を指す。本町は、名古屋・三河圏へのアクセスも良くベッドタウン化が進んでいる。農業を中心とした田園風景が残り、それを囲む山林が存在している。
 昨今の山林は、孟宗竹もうそうちくの繁殖が樹木を阻害し、近隣の遊休農地までも埋め尽くしつつあり、竹林の管理は地権者にとって大きな課題となっている。
 町全体における農地・山林の各面積比率。
 令和7年1月1日現在、農地は、全体の47.4%、山林は4.4%。
 町の山林管理施策の実情。
 「阿久比町森林整備計画」により、森林の管理保全を推進している。平成24年度から平成26年度にかけ草木地区で里山林整備事業を実施したが、それ以降、本格的な里山整備は行われていない。
 山林整備推進のための補助制度。
 県の「提案型里山林整備事業」と、国の「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」がある。
 住環境整備のための山林管理の今後。
 森林が持つ山地災害の防止機能や土壌保全機能など多面的な機能が十分に発揮できるよう地域住民との協働による里山林の健全化・再生整備化に努める。

町民のための阿久比スポーツ村の今後

住民の意向調査等実施し、基本構想を策定する

 スポーツ村が生まれて38年、阿久比スポーツ村となって22年になり、施設の老朽化や昨今の社会変化に伴い利用者も減少している中、3年前に交流センターがオープンし、野球場のトイレ改修や陸上競技場の芝生グランドへの改設等を行い、新たな施設として生まれ変わろうとしている。
 令和6年度阿久比スポーツ村の利用者全体に対し町内の個人・団体の各利用件数比率。
 下表のとおり。
 発足当時の設備と、今後の町民のための施設の再整備のバランス。
 町内外を問わず、誰もが利用できる施設として運用を図りたい。
 子ども達がスポーツに触れ合う機会を増やせるような野球教室、サッカー教室等を開催し、新たな利用者やリピーターの確保に努める。
 施設の今後あるべき姿の検討を、どのようなテーマで委託しているか。
 「阿久比スポーツ村整備基本構想策定業務」は、スポーツ村一帯の新たな利活用方策を検討するため、住民の意向調査のほか、利活用促進、交流人口に繋がる施設の機能拡充、運営管理について、様々な事業者にヒアリングを実施。
 課題やニーズを整理し、法規制や既存設備の老朽化状況等を踏まえた、整備、維持管理、運営の在り方について、実現可能な基本構想の策定に努める。

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