一般質問 町政を問う > 新美三喜雄 議員
(新済会)
災害の予防保全は
阿久比町国土強靭化計画を推進する
… 総務部長
… 民生部長
… 建設経済部長
… 教育部長
町や地区の防災訓練等、今までの対策は、災害避難に力点が置かれているが、未然に防ぐ対策をどうとるかも重要なテーマである。今年の7月豪雨では、町内でも道路等の浸水・陥没や住宅地での土砂崩れが発生した。
国の国土強靭化計画は、昨今の過去に例を見ない気象現象に対し、各自治体に何を予防保全していくのか考えさせる機会となっている。
- 本町の計画の骨子
阿久比町国土強靭化地域計画を策定し、 「人命の保護が最大限図られること」等4つの基本目標を掲げ、リスクシナリオごとに推進方針を設定している。
- 住宅地の土砂災害危険区域や急傾斜地に対し、どのような計画があるか。
急傾斜地法による整備済箇所は7箇所で、今年度は萩白山西地区で事業に着手している。県のハード整備には多くの時間を要すため、土砂災害防止法に基づき危険の周知、警戒避難体制の整備などのソフト対策を推進する区域として土砂災害警戒等を県が指定しており、全戸配布した防災マップで周知している。
- 住宅地の排水路に対し、どのような計画があるか、もしくは必要と考えるか。
水路改良工事は地区の要望に基づき整備しており、雨水排水計画に基づいた整備は行っていない。住宅等の開発行為は県基準に基づき計画、整備されている。
- 小中学校の通学路の安全性は、どのように担保されているか。
通学路は安全であると考える場所を各学校で指定している。アグナビ、情報共有システムを使い、保護者や見守り隊の皆さんに情報発信をしていくので、ご協力をお願いしたい。
- 中学校の通学路である南部坂の安全性は。
通学路に面する一部分は私有地。砂防や治山の観点も含め担当部署の意見、地域の要望などを整理し、安全に対する整備の必要性を判断していく。

次世代につなぐために
各政策がすべてである
地区や行政では、次世代につなぐ人材育成や人材の発掘など重要なテーマとなっている。未来を動かす力は、まず人であり、活性化するための環境づくりも重要である。
- 地区や各種団体に対し、行政として何か仕掛けを考えているか。
住民税1%町民予算枠制度、ワークショップ、リーダー研修会などを実施し町民とパートナーシップによるまちづくりを進めている。
- 本町の首長として、「次世代につなぐ」ことを、どのように考えて政策に結びつけていきたいか。
5期目の構想として示した政策の一つ一つが次世代につなげるためのものであり、実績で判断いただきたい。生物学のホメオスタシスの能力を社会に持たせることが肝要である。
ホメオスタシスとは?
環境の変化から体の恒常性を保つ仕組み
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