広報 あぐい
2009.11.01
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公民館だより

 

「民踊教室」

日にち      8月4日〜10月27日 全11回
場所   中央公民館本館

民踊教室「東海のまつり」を開講しました。

平田豊翁彩先生の指導の下、愛知の「お郷土ぶし」や岐阜の「白鳥おどり」など東海地方の民踊を習いました。

11月8日(日)の阿久比町文化祭芸能大会で披露します。

 
 

「プランターで野菜をつくろう」

日にち      10月3日(土)、10月17日(土)
場所   中央公民館南館

プランターで野菜づくりを楽しみました。講座1回目は講師の話を聞いた後プランターに水菜と小松菜の種をまきました。

2回目には栽培中のプランターをみんなで見せ合いました。経過はおおむね順調。「鍋に入れて食べようかな」「やっぱり小松菜はおひたし」。育つ前から会話がはずんでいました。

子どもに伝えたい あぐいのむかし(32)

 

英比谷十六カ村のはなし

〜その8 矢口村・高岡村のはなし〜

矢口村は、現在の矢高の北部です。民家は、村の東に集まり、周りには、竹やぶが茂っています。亀崎山や楪池ゆずりはいけの付近には、新田開発にともなう集落がありました。

山林が多いので、農閑期には柴や薪を近村へ売りにいき、生活の助けとしていました。また、黒鍬稼くろくわかせぎに15人ほどが出掛けていました。かわら職人が1人、それを手伝う者が6人ほどいて、関西方面まで出掛けていました。

村の西部の亀崎山には、たくさんの柿の木があり、その実を酒屋に売っていました。酒造りの過程では、じょうぶな袋が必要で、柿の渋を木綿の袋に塗ると袋がじょうぶになるといわれていたからだそうです。

高岡村は、現在の矢高の南部です。民家は、村の東にある丘陵地の付近に集中しています。田畑の多くは村の中央を西から東に流れる前川沿いに広がっています。この辺りは排水が悪いため、前川の川底に長さ約33mの伏越ふせこし水筒を通して、角岡村の田に水を流していました。

農閑期には、商売をする者が2人ほど、黒鍬稼ぎに出掛ける者が数名いました。瓦職の手伝いをする者が3人ほどいて、関西方面まで出掛けていました。

次回は「植村・大古根村のはなし」です。

(参考 『あぐいのあゆみ』、『阿久比町誌資料編一』) 



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