広報あぐい

2015.01.01


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阿久比町議会議長 大村文俊

新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

平成27年の輝かしい新春を迎え、謹んで皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。皆さまには、平素より町議会の運営に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。

議長に就任して1年半、多くの経験をさせていただきました。私なりに議長として常に何ができるかを考え、意欲的に新しい取り組みを進めて、町の発展と町民の福祉向上のために全力を尽くしてまいりました。本年も心新たに、阿久比町と町民の皆さまのために微力ではありますが、全身全霊をかけて職務を全うしてまいります。

さて、昨年の7月に議会運営委員会の視察からJR中央本線「特急しなの」で帰宅途中、長野県南木曽地区の土砂災害に遭遇しました。電車が南木曽駅で緊急停止し、6時間ほど車内で待つことになりました。鉄道会社から情報は伝えられず、状況把握のため携帯電話・スマートフォンで情報を収集し、とても不安な時間を過ごしました。予想しない大規模な災害はいつ、どこで起こるか分からないということを痛感する出来事でした。その後も8月には広島県の土砂災害、9月の中部地区の御嶽山の噴火、11月の長野県北部地震など住民の「安全・安心」を脅かすような自然災害が続いて発生しました。

このようなことを踏まえ、阿久比町議会として災害時に迅速に対応できるように、昨年12月に「阿久比町議会災害対策会議設置要綱」と「災害発生時の阿久比町議会議員行動マニュアル」を策定しました。今年は役場新庁舎が完成し、今後新設される町民ホールとともに防災の拠点となります。自然災害に対して町民の皆さまの「安全・安心」のために執行機関の町と協力してまいります。

阿久比町は、みどり豊かな住環境と都市近郊への優れた利便性を併せ持つ町として発展を遂げてまいりました。今後もますます発展し、町民の皆さまが「住んで良かった」「これからも住み続けたい」と実感できる町づくりを前進させるため、今後も町民に一番身近な行政が町づくりに力を注いでいけるよう、議会としてしっかりと役割を果たしていきたいと思います。

今年は統一地方選挙が行われ、早いもので阿久比町議会議員の改選となります。立候補を目指す皆さまには現在の活動に満足せず、「何のために議員となるのか」「議員として何に取り組んで行くのか」という考えをしっかりと持ち、議員としての更なるスキルアップを図るため、日々学び努力していただきたいと思います。今回で引退をされる議員の皆さまにおかれましては、新しいステージが待っていますが、引き続き阿久比町のために、お力をお貸しいただきたいと思います。

また、町議会といたしましては、常に町民の皆さまと同じ視線に立ち、皆さまの真の幸せを求めるため、執行機関の町と力を合わせていきます。そして、さまざまな課題に取り組む所存でございますので、なにとぞご協力をお願いいたします。

今年も町民の皆様と一緒になって、より良い阿久比町を築いてまいりましょう。

最後に、町民の皆さまのご多幸をお祈り申し上げ、新年のあいさつといたします。