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2014.01.01


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新年のごあいさつ

阿久比町議会議長 大村 文俊

明けましておめでとうございます。輝かしい新春を、町民の皆さまとともに迎えることができとてもうれしく思います。日頃は町議会に対しご理解とご支援を賜り深く感謝申し上げます。

昨年5月の臨時会で議長に就任して半年余り、多くのことを経験しながら、私なりに全身全霊をかけて議会運営に取り組んでまいりました。まだまだ皆さまには満足していただける議長ではございませんが、今年はさらに努力に努力を重ね全力で町議会運営に取り組んでいく決意を新たにいたしました。

町制施行60周年を迎えた昨年は、多くの皆さまとともに、町の礎を築かれた先人の方々に深く感謝を申し上げ、愛する郷土阿久比を煌めく未来へ誇りをもって引き継ぐため、一層の努力をお誓いいたしました。

本町の人口は増えています。県下でも有数の人口増加率を示す要因として、住宅分譲が好調な点や、大都市名古屋へのアクセスのよさなどのほか、制度面や環境面での子育てのしやすい町であることも影響していると思われます。子どもは阿久比の宝であり、町の将来を担う大人に育ててあげなければなりません。それゆえ、英比保育園の建設、学校の整備などの充実した対策を進めています。

現在、安倍政権は多くの国民の期待を背負って、一の矢、二の矢、三の矢と、日本再生に向けての政策を次々に打ち出し、デフレや円高なども少しずつ好転の兆しが見えてまいりました。長引く不況で「就職氷河期」とも形容される状況に、気力を失いかけた若者が、自分の能力を最大限生かせる職業に就ける望みが見えてきたことは、喜ばしい限りです。明るい未来のため、若い人たちの気力がみなぎることを望んでやみません。

一方、「日本の(そして日本人の)もつ独特な勤勉性や環境が社会全体に影響し、素晴らしい成果を与えている」という諸外国の日本評を私たちは受けとめるべきでしょう。海外から見た日本のイメージであった「クールジャパン」が時を超えて「クールジャパン2」として再び脚光を浴びているのです。最近になって、日本人の「ものづくり」へのひたむきな情熱とこだわり、日本人のもつ勤勉性が評価されています。

「震災後に帰宅の足を失った人が、我先に帰宅を急ぎたいのに整然と列をつくり、バスを待っている人の姿」「被災地に続々と集まるボランティアの姿」「サッカーワールドカップ本戦出場決定で沸く中でも“DJポリス”の呼びかけに素直に応じた若者の姿」に諸外国の人々が心を打たれました。震災復興への長い道のりや、近隣諸国との領土問題などへの辛辣な発言や心ない行為で焦燥感を抱くこともあるかと思いますが、成熟した国家の民として常に冷静に、何事にも凛として対処もする「誇りある国民」であることを忘れてはなりません。

めでたく町制施行60周年を迎え、皆さまと慶びを分かち合った昨年から本年は、これからを見据え、新たな一歩を踏み出す年となります。

町議会としても、果たすべき役割と責任を自覚し、皆さまに信頼されるよう努めるのはもちろん、議会人としてだけでなく人としての良識を持ち「やさしさ、思いやり」の心を胸に行動するとともに、議員として的確な活動ができるように個人でそして議員相互で研さんに努め、「住んでよかった」「住み続けたい」と皆さまに言っていただけるように、さまざまな課題へ積極的に取り組む所存です。

常に住民の視線に立ち、皆さまの幸せを求めるためあらゆる提言をし、町当局と互いに協力して町政進展に向けて全力を傾注し、「皆さまとともにさらなる飛躍」の決意で臨みます。

終わりにあたり町民の皆さまには阿久比町議会に対して格段のご理解とご協力をお願い申し上げるとともに、ご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。