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2013.09.01


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誇りある伝統行事 阿久比谷虫供養

□問い合わせ先 社会教育課社会教育係 TEL (48)1111(内262)

愛知県指定無形民俗文化財「知多の虫供養行事」
今年は板山地区で開催されます。

□日時 9月23日(月・祝)
午前8時〜午後4時
□場所 東雲寺(大字板山字川向)

阿久比谷虫供養の歴史

虫供養は、米作りや野菜作りで犠牲になった田畑の虫を供養するために念仏を行ったことが始まりとされ、融通念仏の始祖「良忍りょうにん上人しょうにん」(1072〜1132)により広められ平安時代終わりごろから阿久比でも行われるようになった民俗信仰行事です。

阿久比谷虫供養は現在、町内13地区の持ち回りで当番を受け持っています。当番地区では、前年の虫供養の最後に引継ぎを受けてから1年をかけて寒干かんぼしや土用干どようぼしなどの数々の行事を行ってきて、集大成ともいえる虫供養当日を迎えます。

行事当日は導師の先導で同行衆による念仏が唱和され、道場や小屋にはそれぞれ掛軸がまつられます。また、会場内に建てられた大塔婆おおとうばの下の砂山を小さな子どもに踏ませると「かんの虫封むしふうじ」になると伝えられています。

永い歴史があり、戦乱に巻き込まれ中断もしましたが、根強くよみがえった虫供養行事は、まさしく町民の誇り得る伝統行事です。この伝統ある民俗行事をぜひ会場でご覧ください。

□問い合わせ先
社会教育課社会教育係 TEL (48)1111(内262)