新庁舎建設にあたり、皆さんからのご意見を計画に反映するため、「阿久比町新庁舎建設基本設計案」に対するパブリックコメント（意見募集）を実施しています。

新庁舎建設事業は、平成24年1月に基本構想を策定し、町民の皆さんからもご意見をいただきました。そのいただいた意見のほか、有識者や専門家の意見も参考に、基本設計案を策定しました。

より良い庁舎、多目的ホールを目指すために、策定した基本設計案を公表し、町民の皆さんからご意見を募集しています。募集期間は1月21日(月)〜2月21日(木)です。提出方法などについては、前回（1月15日）号の広報や町ホームページをご覧ください。（HP　http://www.town.agui.lg.jp/ka/chosha-kihonsekkei.html）

寄せられた意見を今後の設計にできる限り反映させて、平成26年度に新庁舎建設工事に着手、平成28年度末の全体工事完成を目指しています。

（紙面の都合上、ホームページなどで公表している基本設計案を基に、概要を掲載します。）

建物の概要

庁舎棟／ホール棟

○構造

鉄筋コンクリート造（庁舎棟　基礎免震構造／ホール棟　耐震構造�T類）

○建築面積

約4,440m²

○延床面積

約9,610m²（庁舎棟　約6,000m²／ホール棟　約1,720m²／倉庫などその他の棟　約1,890m²）

○階数

地上4階／塔屋1階

○建物高さ

約23m

配置計画・動線計画

• 町の中心をゆるやかに流れる阿久比川の曲線をイメージした「縁側モール」で、既設の中央公民館本館と、新庁舎・多目的ホールをつなぎます。
• 「みんなの広場」は、緑豊かな潤いのある芝生公園として、新しいまちの顔をつくり出します。
• みんなの広場の周囲に、緑を楽しみながら、憩い、くつろぎ、活動する場として、半屋外の軒下空間である縁側モールを整備します。
• 駐車場は、現在のような傾斜地のままではなく、段状平面で構成した傾斜の少ないフラットな駐車場として整備します。
• 庁舎東側を中心に来庁者用の駐車場を集約して配置し、利便性の向上を図ります。
• 新設の駐車場と既存の中央公民館本館北側の駐車場を結び、一体的な利用が可能な計画とします。
• 東側出入口は、県道の既存バスレーンを入口待車線として活用し、県道の渋滞緩和に配慮します。
• 敷地の北側から流れる坂田川を暗渠（あんきょ）化し、町道の拡幅を行い、対面通行の可能な計画とします。

平面計画／庁舎

• 1階は、町民の利便性を高めるよう窓口業務を集約して配置し、ワンストップ窓口サービスを行います。
• 個別ブースや相談室の設置など、プライバシーに配慮した相談、応対、住民サービスを可能とする計画とします。
• 南海トラフの連動地震だけでなく近傍（きんぼう）の活断層の地震も想定し、町の災害拠点施設としての役割を担うため、免震構造を採用します。
• 万一の浸水に備えて、電気室、非常用発電機などの主要な設備は上層階に配置します。
• 4階に議会機能を集約し、独立性の高い議会フロアとし、バリアフリーに配慮した傍聴席、まちなみを一望できる傍聴ロビーを計画します。

平面計画／多目的ホール

• 現在の中央公民館南館の設備、機能面の不便さを解消した計画とします。
• 中央公民館本館と合わせて多くの町民が幅広く利用できる町の文化拠点となるようなホール計画とします。
• 多様な利用形態に配慮した多目的ホールを計画します。日常は、大広間のような平土間利用を中心とし、催事には約400席の可動席を展開してイベントに対応します。
• ホール、ホワイエ、みんなの広場の一体的な利用により、さまざまなイベント、企画、舞台演出が可能となり多様な使い方ができるホールを計画します。
• ホールは、災害時の一時避難所として町民や帰宅困難者を受け入れます。できるだけ多くの方を収容し、災害時要援護者にも対応できるように、段差のない広い空間を確保します。
• ホールのトイレは、利用形態にあわせて運用範囲を設定し、イニシャルコスト（初期経費）、メンテナンスコスト（維持経費）の削減に努めます。日常のサークル活動などは多目的ホールに整備したトイレを利用していただき、催事の場合は、庁舎1階のトイレを利用する想定です。
• 練習室は会議室としても利用できるよう整備します。

概算事業費

上記の建築計画に設計業務や備品移設などの業務を加えた全体の概算事業費は約38億4,000万円です。今後の実施設計においても、細部にわたり、事業費の削減を図り、詳細な検討を行います。

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□問い合わせ先

検査財政課管財係　TEL (48)1111（内232）