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2012.01.15


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(105)〜

□問い合わせ先 学校教育課 TEL (48)1111(内202)

 新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 平素は本町の教育行政ならびに園・学校などの教育活動に対して、格別のご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。

 幼保小中一貫教育プロジェクトを立ち上げて7年になります。その間に2回の実践発表会を開催し、全国に向けて発信しました。そのことは、阿久比町の取り組みの確かさを検証する絶好の機会となりました。これまでの7年間の実践活動から初期の目的をすべてではありませんが、達成する段階になってまいりました。何といっても教職員など指導者の意識変革する姿に喜びを感じています。あと一歩の前進が、本物の教育へと質的転換できるものと確信している次第です。

 本町の子育て(保育・教育)は、横糸としての園・学校と家庭・地域・行政の連携によい兆しを見せ始めています。日々の教育活動の中で、直面する課題や問題点を打破し、期待される子どもたちを「心豊かでたくましい、へこたれない人間」に育て上げるために、なお一層の充実した保育・教育を進めなければなりません。

 幼保小中の縦のつながりを大切にするとともに園・学校の横のつながり、すなわち町内保育園・幼稚園の全9園の年少・年中・年長の保育士・教諭が、それぞれのグループで、保育・教育の現状や取り組みなどの情報交換を行い、上級学年へ上げていく方策を保育士や教諭の共通理解のもとで実践活動に取り組むことが大変重要になってきました。また、小学校では、学年ごとのグループで、日常行われている教育活動や教科学習などについて徹底的に話し合い、上級学年や中学校に送り出すことが喫緊の課題です。

 まさに「欠落なき保育・教育」「落差なき保育・教育」の具現化にあり、子どもたちの指導にかかわる人たちが共通の考えと情熱をもって事に当たることを求めています。

 小学校では、平成23年度から新学習指導要領のもと新しい教育がスタートしました。また、今年4月からは中学校も新教育がスタートします。ここ30年間にわたって続いた軽減化、削減化から「確かな学力の充実」に向けて指導内容や指導時間が大幅に増大します。そんな中、価値観の多様化とともに加速化する情報社会にあって、保育・教育を学校だけに任せていては、大きな成果を期待することはできません。町民の皆さんの全知力を結集して未来を切り拓く子どもたちのために全力で取り組むことは、人生の先輩として当然であります。平成23年度に掲げた「四方よしー子どもよし 保護者よし 地域よし 園・学校よし」の精神を継続するとともに「幼保小中一貫教育は阿久比の未来」を合言葉に「人づくり」にまい進しようではありませんか。

 最後になりましたが「教育を大切にする町」は発展します。町民の皆さんのご理解とご支援をお願いし、年頭のあいさつといたします。よろしくお願い申し上げます。

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□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)