作品の中で子どもたちに講演をする渡邉さん

2月10日英比小学校で、子どもたちに“芸術”への関心を高めてもらおうと、阿久比町出身で現代芸術家の渡邉英司さんを招き、鑑賞会と講演会が行われました。

渡邉さんは英比小学校の卒業生で、「あいちトリエンナーレ2010」にも作品を出品しました。

体育館に展示された作品名は『名前の庭』。植物図鑑から切り抜いた花、葉、キノコなどの写真を、針金などを使い床の上に立たせ、15,000点の作品が並びました。子どもたちは、作品の間を物珍しそうに歩き、“飛び出しすぎた絵本”を鑑賞しました。

「小学生のころから絵を描くことが大好きです。好きなことを続けることが大切だと思います」と渡邉さんは子どもたちに語り掛けました。

作品を見入る来場者

自分の感じたことを絵と言葉で描き、思いを伝える「絵手紙」の展示会（2月3日〜2月13日）が、町立図書館で開かれました。

展示会は阿久比絵手紙同好会が企画。「私のお気に入り」をテーマに、会のメンバー31人が作った作品400点が展示されました。

春らしい明るい色彩で花や植物などが描かれ、「ありがとう」などの感謝の言葉が添えられた作品が多く見られました。来場者は「温かみのある作品に心が癒されました」と感想を話していました。

拝殿の前のしめ縄にツトを掛け、
神事を唱える参加者

白沢地区に伝わる風習の「山の神祭」が、2月9日の早朝、白沢八幡社で行われました。

祭りは旧暦1月7日に開かれます。地区の人々は、わらを束ねて編む“ツト”を作ります。左巻きと右巻きをそれぞれ作り、先を結び、拝殿前のしめ縄に掛け「山の神の頂栄（ちょうえ）さ無事息災に頂栄（ちょうえ）さ…」と続く「神事」を3回唱え、一年の豊作や無病息災を祈りました。

ツトは各家庭に持ち帰られ、来年の「山の神祭」まで台所や神棚などに飾られます。

自転車の乗り方を学ぶ児童

2月8日、英比小学校で交通安全教室を開きました。教室は、自転車による交通事故が多発していることから、町交通指導員が講師となり6年生の児童を対象に行われました。

児童たちは自転車走行の注意点と安全点検、ヘルメットの正しいかぶり方を確認。校外のコースに出て、危険箇所の確認も行いました。

指導員は「一時停止の標識がある場所は、自転車も必ず止まってください」と力を込めて話し、子どもたちは真剣に訓練に臨んでいました。