広報あぐい

2010.10.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(74)〜

□問い合わせ先 学校教育課 TEL (48)1111(内202)

10月29日、実践発表会でプロジェクトを再び全国発信

教育改革は、保護者の意識改革

町民の皆さん こんにちは。日ごろは、大変お世話になっております。心からお礼申しあげます。

さて、幼保小中一貫教育を手段に、「未来を託すことのできる人間」づくりを目指した取り組みは、順調に進み、保育士、教員など指導者の意識も大きく変革してまいりました。まだまだという評価もありますが、園・学校は確実に変化しています。学校は敷居が高いとか入りにくい所だという認識を打ち破るために、「いつでも誰でも」をモットーに公開していますので、ご都合のよい日に子どもたちの活動の様子を見ていただければ幸いです。

幼保小中一貫教育を成功させるには、学校だけではできません。やはり保護者の皆さんの強力な支援が必要です。すなわち「教育改革は、保護者の意識改革」が最も重要なのです。これまでに「子育て10か条」「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き

子育てQ&A」など多くの啓発パンフレットを作成し、配布してきました。家庭でいかに活用し、実践されたかが問われるところです。家庭での取り組みが期待されるところであります。

また、携帯電話によるいじめや万引き、暴力行為など子どもたちの問題行動に憂う毎日です。今を生きる子どもたちは昔と比べて、本当に変化してしまったのでしょうか。規範意識や価値観の多様化の中で、無責任で自分さえよければという大人のエゴの方が、はるかに大きいように思えてなりません。我々が目指した、目標とした、夢見た人物、政治家や大企業の社長など大人物と思われた人たちが法律を犯したり、無責任な態度で嘘を言ったりする言動を子どもたちは、どのように思っているのでしょうか。真面目に一生懸命、生きている人間が馬鹿を見る社会になったら日本は滅びてしまいます。

「子は親の背を見て育つ」とか「子どもは親の鏡」と言われます。大人が範を示すことが、子どもの成長を促します。阿久比町では、平成15年に制定された町民憲章を1つのバイブルとして、人の生き方を方向づけしています。そして各家庭へ配布している「子育て10か条」を指針としながら、親としての行動指針を改めて設定してみてはいかがでしょうか。せっかく、町PTA連絡協議会という組織があるわけですので、父・母としてどう子どもと向き合っていけばいいのか、もう一度、原点に立ち戻り、考えたいものです。

よろしくお願いします。

阿久比町教育長  鳥居 久男 

※阿久比町公式サイト、学校教育課の「教育長のページ」は随時更新しています。ぜひご覧ください。

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第2回阿久比町幼保小中一貫教育プロジェクト実践発表会

阿久比町では平成17年度から、「欠落なき」「落差なき」「段差なき」教育を求めて、町内の全ての幼稚園、保育園、小学校、中学校が研究実践に取り組んでいます。平成19年11月2日には、第1回幼保小中一貫教育実践発表会を開催し、阿久比町の取り組みを全国に問いました。それから3年目を迎え、これまでの実践の積み重ねを振り返り、さらなる前進を目指して第2回実践発表会を開催します。公開保育や公開授業、全体会を通して、阿久比町の子どもたちの未来について一緒に考える機会としたいと考えています。ぜひ、ご参観、ご参会ください。

□期日
10月29日(金)
□会場
午前 ほくぶ幼稚園、草木保育園、中部保育園、東部小学校、英比小学校、阿久比中学校
午後 阿久比中学校
□日程・内容
○公開保育・公開授業

※園・学校により開始時間が若干異なります。詳細は、各園・学校からの案内をご覧ください。

○教育を語る会
テーマ「子どもたちの未来をつむぐ」
― 縦糸(幼・保、小、中)の役割、横糸(園・学校、保護者・地域、行政)の役割 ―
〈コーディネーター〉 川上 昭吾 愛知教育大学名誉教授
〈パネリスト〉 安彦忠彦 早稲田大学教授、秋田喜代美 東京大学教授、竹内啓二 阿久比町長

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あぐい教育週間

10月29日の実践発表会当日に公開しない園・学校は、前後の2週間で公開を予定しています。子育てを考える講演会や、一貫教育に関する行事を、各園・学校ごとに企画します。ぜひ、ご参加ください。

25日(月) 英保育園、城山保育園
26日(火) 南部保育園、北原保育園、宮津保育園、草木小学校
28日(木) 東部保育園
30日(土) 南部小学校

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□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)