4月、幼保小中一貫教育プロジェクトを推し進める、町内の保育園や幼稚園で入園式、小・中学校で入学式が行われました。
4月5日の東部小学校の入学式では、校長が「入学おめでとうございます」と呼び掛けると、63人の新1年生は、元気よく大きな声で「ありがとうございます」と応えていました。また、4月6日の阿久比中学校入学式では、新1年生を代表して坂口大介君が「共に助け合い、励まし合う仲間をつくり、充実した中学校生活を送るために努力します」と力強く、誓いの言葉を述べました。
新しい生活が始まりました。皆さん頑張りましょう。
各地区で春祭りが行われる中、4月4日高岡地区祭礼で町指定文化財の「高岡獅子館(たかおかししやかた)」が天満社に奉納されました。
獅子館は平成7年1月に阿久比町の指定文化財となりました。高岡地区では、現在行われていませんが獅子舞を奉納していた記録が残り、その獅子頭(ししがしら)を納める場所が獅子館です。江戸時代の終わりごろに製作され、入母屋造りの屋根で四方に切破風(きりはふ)が装飾されています。
この日は、高岡御神楽囃子保存会や子どもたちの囃子の奉納も行われ、境内に笛や太鼓の音が響いていました。
子どもたちの無病息災などを祈願する「稚児行列」が3月22日、弘誓院(卯之山)で行われました。
稚児行列は、寺院などの建て替えがあったときなどに開かれる昔からの風習です。今回は弘誓院本堂の「落慶法要」と住職の「晋山式」に伴い行われ、小学校までの300人が参加しました。
行列は2カ所から分かれて出発。着物を着て化粧をした子どもたちは保護者らに付き添われ、約300m離れた弘誓院までゆっくりと列を作り歩きました。華やかな子どもたちの行列を見て、見物客も和んでいました。