広報 あぐい
2010.01.01
バックナンバーHOMEPDF版 ダウンロードページへ

阿久比町短歌の会

 
天高く雲の流れて風渡り漓江は霧らう山裾を縫う 岡本 育与
流れ来し終の住み家は阿久比にて子や孫達のふるさととなりぬ 橋立 智子
小窓より射しくる光に銀色の鍋肌白く輝き放てり 勝  暁子
薬師寺の三重の塔見上げたり秋深まれる美しき大和路 渡辺百合子
敬老の日に頂きし「愛」の額胸に楽しい風が吹き込む 佐野 雄造
愛子様の弾ける笑顔のガッツポーズ運動会の誌面に見入る 奥田 貞子
亡き人の心のままにひまわりの今も咲いてる絵手紙の中 加藤かずみ
朝の月 夜のオーラは無かりしもまあるく白く我を見守る 木村 久世
携帯の操作むずかし私には孫に返してもしもし電話 竹内 久恵
政権が変れば八十路のわれも又希望新たに今日より生きむ 長坂吉余子
秋深む花無き庭の夕陽光今ある吾が身のあれこれ思ふ 田中 太平
空を突くビルに灯の見え遠くまで熱気渦巻く上海の夜 竹内 清己


<<前ページへ ▲目次ページへ 次のページへ>>