食事づくりに頭を悩ませ、食べ残しに一喜一憂するなど、毎日のことだけに大変な思いをされているのではないでしょうか。栄養状態も気になりますが、同年齢の子どもの平均体重、平均身長に達していなくても、子どもが病気もせず元気に生活しているのなら大丈夫と思うことが大切でしょう。
子どもは食間に甘い物、清涼飲料水を取り過ぎていませんか。間食などの食べることに直接関係したことだけでなく、生活全体を見直して問題があればそれを正していくのが良いでしょう。
運動不足・睡眠不足・朝寝坊、友達とはうまくやっているか、成績や勉強時間はどうか、家庭は暗いムードでないか、食事は誰と食べているかなどをチェックしてみましょう。
偏食(へんしょく)については、親の食事を見直してみましょう。親に偏食があれば、食事も偏ったものになってしまいます。調理の工夫・盛りつけにも気をつかい、味・形・色・香りに変化をつけて少しずつ食べ物の幅を広げて行きましょう。料理を手伝わせるのも一つの方法かもしれません。
小食については、食べる量についての親の感じ方が影響してくることがあります。「これだけは食べてほしい」とうるさく言えば言うほど、子どもは食べられなくなることがたびたびあります。
おなかがすくほど体を動かしていないために、小食になっていることもあります。食べることを強制するのではなく、おなかのすく日も、すかない日もあると割り切りましょう。
食事にのみ関心を向けるのではなく、生活全体をゆったり過ごすよう心掛けることも大事です。 |