広報 あぐい
2009.05.01
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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(40)〜

 

家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き

生活習慣・学習習慣・食育研究部会がまとめた「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」から、幼稚園・保育園年長児(6歳)の部分を紹介します。家庭教育の参考にしてください。

幼稚園・保育園年長児(6歳)

生活習慣

基本的生活習慣を身に付け、自分から進んでできる子ども

進んで、あいさつや返事をする。
早寝早起きの習慣を身に付ける。
自分で衣服の着脱をし、必要に応じて調節する。
遊んだものを片付け、自分の持ち物を整理する。
自分で排せつの始末をする。

学習習慣

いろいろなものに興味や関心をもち友達と意欲的に遊ぶ子ども

友達と順番やきまりを守り、さまざまな遊びをする。
身近な事物・事象・文字や数に関心をもち、生活や遊びに取り入れて遊ぶ。
共同の物を大切にし、譲り合って使う。

食育

食事のマナーを身に付け、好き嫌いをしないで食べる子ども

食器に手を添えて食べる。
食事の前に手を洗う。
食事のあいさつ(いただきます・ごちそうさま)をする。
いろいろな食品に親しむ。

家庭からの働き掛け

子どもと一緒に保護者自身が積極的にあいさつをする。
食事・睡眠など決まりよい生活リズムを家族みんなで整える。
1人で頑張っているときや1人でしようとしているときは、ゆっくりと待つ。
整理整頓がしやすいように、環境を整え、子どもと一緒に片づけ、きれいになった喜びを味わせていく。
自分でできるようになった姿を認め、失敗しても、叱らずに見守っていく。
子どもが興味をもって試したり、工夫したりしている姿を見守る。子どもが自分で試せるように時間をつくる。
失敗したときは、なぜそうなったか子どもに気づかせ、励まし、次への意欲へつなげる。
してよいことと悪いことの基本的な区別を教える。
家庭の中で約束ごとを決め、守らせる。
子どもの疑問に答えたり、一緒に考えたりする。
大人が家族間で食事のきまり(手洗い・あいさつ・食べ方など)を共通理解して実践する。
食事はおおよそ決まった時間にする。
食事中はテレビを消す。
ごはんを中心に旬の食材を利用する。
献立表を見えるところに張り、献立が同じにならないようにする。
食事のときに、園での出来事を話せるような雰囲気をつくる。

園からの働き掛け

毎日の生活の中で、あいさつや返事をすることの気持ちよさを伝える。
規則正しい生活の大切さを知らせる。
衣服が乱れたら整え、天候や気温、活動に応じて衣服を調節することに気づかせる。
みんなで片づけに取り組み、きれいになった気持ちよさを味わせたり、自分たちの生活の場を自分たちで整えようとする気持ちを持たせたりする。
排泄の仕方、紙の使い方、トイレの使い方を繰り返し知らせる。
できないことや少し難しいことにも挑戦しようとする気持ちを認め、できたときには一緒に喜び、自信へつなげる。
子どもの発達過程や興味に応じた運動や遊びを工夫する。
友達とのかかわり方やルールの必要性を遊びの中で知らせる。
幼児の発想やアイデアを遊びや生活の中に生かし、意欲や創造力、行動力を育てる。
あいさつや手洗い、よい食べ方などが習慣となるよう繰り返し指導する。
食べる食品の名前を知らせ、初めての食品は興味をもって食べられるよう指導する。
地域の協力を得て、農作物の栽培や収穫を体験させ、喜びや感動する気持ちも持たせる。
□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)


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