広報 あぐい
2009.04.15
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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(39)〜

 

家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き

生活習慣・学習習慣・食育研究部会で作成した「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」の中から、中学校子育てQ&Aの一部を紹介します。家庭教育の参考にしてください。

子育てQ&A

自分から意欲的に学習するようになるためには、どのようにすればいいのですか。

ポイントは3つあります。

(1) 学習の目標を自分で決める。

大人でもさせられる仕事は、面白くありません。つまらないものです。しかし、自分で選んで決めた仕事はあきらめずに長続きするものです。

学習するときに「○○を勉強しなさい」「○○時間勉強しなさい」では学習は進みません。自分で決めたことはやろうとします。「今日はこれを勉強しよう」とか「○時から勉強する」というように、自分の意志で決めさせていきましょう。

(2) 自分はこれができるという感覚をもたせる。

誰でも「これはできる」と思ったときには、力が出ます。幼いころから「自分はこれができる」と感じる場面が多い子どもほど積極的な学習をしているという統計が出ています。いかに「やればできる」という思いを積み上げさせるかが鍵になるでしょう。

(3) 自分の学習を見てくれていて、ほめてくれたり、励ましてくれたりする人がいる。

誰でも自分の仕事に対して正しく評価してほしいという気持ちがあります。頑張ったら頑張った分だけほめてくれる人、できなくてつらいときには励ましてくれる人が、家庭では保護者、学校では友達や教師です。1人でも自分の頑張りを見てくれる人がいたならば、なんとか自分で学習を続けていこうとするものです。

以上の条件がそろうと子どもの学習に対する姿勢は着実に変わっていきます。

学校での他の子とのかかわりはどうして大切なのですか。

学校は学力を習得するだけではなく、将来、社会人としてより多くの人々とかかわっていく子どもたちにとっての訓練の場でもあります。学校で「社会性」を磨くポイントは、次の2点に集約されます。

(1) 友人関係など「個別の人間関係」を通じて、コミュニケーション能力を育てる。
(2) 学級や部活動など、「集団の一員」としての自分を自覚し、その中での自分の役割を見つけて責任を果たす。
□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)


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