広報 あぐい
2008.08.15
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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(23)〜

 

家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き

生活習慣・学習習慣・食育研究部会で作成した「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」の中から、乳幼児期子育てQ&Aの一部を紹介します。家庭教育の参考にしてください。

子育てQ&A

子どもに手伝いをさせることは、なぜ大切なのですか。

自分がしたことに家族が喜んでくれると、役に立っているという喜びを感じ、家族の一員としての意識を深めていきます。人のために役に立ってうれしいと感じる心が育ちます。

自分で考えたり工夫したりする力も育ち、自分のことが自分でできるようになります。

子どもに手伝いをさせると時間がかかるのですが……

子どもは大人がしていることに興味をもちまねをします。

歩き始めた子どもに,「○○もってきて」。「これポイしてきて」などの手伝いを頼むと、とても喜びます。大人がすれば、すぐにできることでも、子どもだと時間が掛かり、完璧にはできないので、いらいらすることもあります。子どもにとっては、遊びの1つとして手伝いを楽しんでいる場合が多いのですが、人の役に立つ喜びを与えるよい機会です。

「したい」という気持ちを大切にして、大人も一緒に行い、「ありがとう」。「よくできたね」と感謝の気持ちを伝えましょう。人の役に立つ子どもに育てるとてもよい大切な機会です。

遊んだ後、使いっぱなしで片付けをしません。どうしたらよいでしょうか。

身の回りの整理整とんができるように習慣付けることは、とても大切なことです。つい怒ってしまいがちですが、繰り返し何度でも片付けの大切さを教えましょう。

〈片付けのポイント〉

(1)環境を整えましょう。
片付ける場所や、片付けやすい工夫を子どもと決めて一緒にすると、自分から進んでやろうとします。子どもの目線より下に、片付けの場所を作ることが大切です。
(2)親が片付ける姿を見せたり、一緒に片付けたりしましょう。
小さい子どもには、口うるさく言うのではなく、まずは親が率先して片付ける姿を見せることが大切です。子どもは何でも親のすることを見て、まねをしようとします。黙って親が片付けているだけで「一緒にやりたい」という気持ちが生まれ、自分から片付けようとすることもあります。
(3)子どもの姿をほめましょう。
自分から片付けをしたときは、「きれいになって気持ちいいね」。「きれいに片付けてくれてありがとう」とほめたり、感謝の気持ちを伝えたりします。
(4)約束をしましょう。
遊び終わった玩具を片付けてから次の玩具を出す。子どもが「〜がない」と言ったときに、なくなると自分が困ることに気づかせるような話しをして、片付けの大切さを教えます。
□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)


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