生活習慣・学習習慣・食育研究部会がまとめた「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」から、小学校3年生(9歳)の部分を紹介します。家庭教育の参考にしてください。
基本的生活習慣や集団でのルールやマナーを確実に身に付けている児童
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進んであいさつや返事、ありがとう、ごめんなさいなど、適宜使う。
人の話をきちんと聞く。
時間を守る。
自分で起床する。
他人に対し、迷惑をかけない。
積極的に授業に参加する児童
間違いを恐れず、積極的に発表や質問をする。
大事なことを落とさず聞く。
机に向かって集中して学習する。
毎日読書をする。
好き嫌いなく食べて,元気な体を作る意欲をもった児童
給食はいつも3つの働き(体を作る、体の調子を整える、力・熱になる)の食品がそろっていることが分かる。
嫌いなものも食べてみようとする。
正しいはしの持ち方で、姿勢よく食べることができる。
家庭や地域の中で親が適切なあいさつを行い、手本を示す。
子どもの話をよく聞き、子どもの目を見て話す。
時間を守ることは、約束を守ることともつながり、大人になっても必要であることを知らせる。
早寝をして、適切な睡眠時間が取れれば自分で起床できることを知らせる。
家庭でもきまりを守らないと家族に迷惑をかけていることを気づかせ、少しずつ社会でのルールやマナーについて知らせる。
授業の様子を話題にし、励ます。
相手の顔を見て話を聞くようにさせる。
学習の時間を決め、机に向かわせる。
読書の時間を確保し、習慣化させる。
献立表を参考に3つのグループの食材をそろえた食事を用意する。
嫌いな食品も調理を工夫するなどして食卓に出す。
家族が一緒に会食し、マナーの見本を示し、根気よくしつけをする。
先生同士のあいさつを適切に行い、自ら手本となる行動を取る。
人の話を聞くことは、知識を吸収する力を養うことになることを理解させる。
学校日課時間やチャイムの合図を守って行動させる。
自分で起床するために適切な睡眠時間を助言し、早寝・早起きのよさを知らせる。
集団生活のルールやマナーを身に付けることは、よい環境での生活ができることにつながり、他人に迷惑をかけないことになることを知らせる。
積極的に挙手をして、発表できる雰囲気づくりをする。
要点のつかみ方、メモの取り方などを指導する。
個々が集中して学習に取り組めるように授業を工夫する。
本の紹介をする。
食品の働きによる3つのグループについて知らせる。
健康な体を作るためには食べものが関係していることを知らせる。
給食はマナーを守って食べることを繰り返し指導する。