広報 あぐい
2008.04.01
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公民館だより

 

「阿久比町少年少女発明クラブ員を募集」


活動日時   第2土曜日・第4土曜日
午後1時30分〜午後4時
場所   阿久比町立阿久比中学校
対象   小学3年生から中学生まで

阿久比町少年少女発明クラブはものづくりや科学的な発想に関心をもってもらえるよう、道具の使い方、基礎工作、構造の学習、アイデア工作などを行っているクラブです。

全国ものづくり体験教室へ参加したり、発明した作品を「発明と工夫展」などへ出展したりします。募集の締め切りは4月25日(金)です。ぜひ参加してください。

□申し込み・問い合わせ先  社会教育課公民館係 TEL (48)1111(内260)

 
 

「エビネと山野草展」


日時   4月26日(土)午前9時〜午後5時
4月27日(日)午前9時〜午後4時
場所   中央公民館本館301号室

愛好家が丹精込めて栽培した珍しいエビネと山野草を展示します。

山野草は自然の花の持つ雰囲気、色彩、可憐さ、優雅さを楽しむことができます。ぜひこの機会にご覧ください。入場無料です。

子どもに伝えたい あぐいのむかし(20)

 

横松大工に萩左官、宮津さかろく

〜その1「横松大工」の話〜



大工道具

江戸時代の書物「尾張徇行記」には、今から約180年前、阿久比には大工が26人ほどいたと記されています。その内訳は横松村が20人、卯之山村に6人ほどとなっています。

なかでも、横松村は当時の世帯数が35戸(177人)からすると、いかに大工の割合(約7人に1人が大工)が多いか理解できます。

半田・乙川・亀崎をはじめ三河方面にも出掛け「横松大工」と呼ばれ、技術は高く評価されていました。

特に宮大工には岸幕家と江原家の2つの家系があり、社寺や山車を多く造りました。ほかにも横松には、山本家と伊串家などの大工の家系がありました。

町内では仕事が少なかったために、横松大工の多くが主に外に出て活躍しました。例えば、山車では武豊の大足組蛇車が寛政8(1796)年に岸幕善兵衛によって造られました。文政9(1826)年には半田の亀崎中切組山車が、岸幕善次郎と江原庄蔵によって造られたといわれています。

山車以外ではこの地方の神社建築にも多くかかわり、乙川八幡社は岸幕善兵衛、乙川八幡社拝殿は明治13(1880)年に岸幕善之助によって造られました。角岡(現阿久比町椋岡)八幡宮は江原庄蔵、武豊の堀田稲荷拝殿は江原新助によって造られています。

地元の横松神明社の棟札には山本八兵衛・江原新助・杉浦傳吉・岸幕善兵衛の銘が確認されています。

「横松大工」は山車や神社をはじめたくさんの仕事を現在に残しています。

次回は「萩左官」の話を紹介します。

(参考 阿久比町誌資料編8)

ご寄付ありがとうございます

 
板山厄歳会 様
英保育園へCDラジカセ1台と絵本をご寄付いただきました。
福住厄歳会 様
英保育園へオープン棚1台をご寄付いただきました。


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