生活習慣・学習習慣・食育研究部会では、6歳から15歳までのそれぞれの年齢の目指す姿の設定とその姿を実現するための家庭、園・学校からの働きかけを「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」としてまとめました。今回はその中から、小学校6年生(12歳)を紹介します。
小学校新1年生の保護者には入学後小学校から配付します。家庭教育の参考にしてください。
社会の常識に合わせて行動する児童
□
進んであいさつや返事、ありがとう、ごめんなさいなどを適宜使う。
目上の人に対して敬語を使うなど正しい言葉づかいをする。
公共のマナーを守る。
学習習慣が身に付き、集中して学習する児童
自分の考えと友達の意見とを比べながら聞き、意見を述べる。
友達の意見を尊重する。
将来の目標を見つける。
自分の健康を考えて、食事ができる児童
健康を考えた栄養バランスのよい食べ方が分かり、自分の食事に応用できる。
ごはんとみそ汁を作る。
家族がお互いにあいさつする習慣をつくり、子どもと家庭のきまりについて話し合う時間をもつ。
相手に合わせた言葉づかいを教える。
公共の場で適切な行動を示す。
子どもとの対話のなかで、子どもの考えを認めながらもいろいろな考え方があることを教える。
学校で友達とどのようにかかわっているか話題にする。
将来の夢について話題にする。
栄養が偏らないように配慮する。
ご飯とみそ汁を自分で作ることができるようにする。
あいさつ運動などの工夫を通して、誰にでも進んであいさつができるようにさせる。
時と場所に応じた礼儀、態度、言葉づかいをその都度指導する。
道徳の授業・学級活動を充実させ、社会見学や校外学習などの実践の場で経験を積み重ねさせる。
一人ひとりを大切にした話し合い活動の充実を図る。
個々のよさを認め、大切にする雰囲気をつくる。
「総合的な学習の時間」などを振り返り、自分の将来を考えさせる。
偏食の害を知り、バランスの取れた食生活が健康増進の源であることを理解させる。
ご飯とみそ汁を調理できるよう指導する。