広報 あぐい
2008.02.01
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公民館だより

 

吹奏楽講座を開催


阿久比町吹奏楽団の設立に向けて、第2次受講生を募集します。オーディションなどはありません。

□参加資格
吹奏楽に興味のある原則町内在住・在勤・在学の15歳以上(中学卒業)の方。楽器を所有している方。(木管・金管・打楽器)
□練習日
月2回程度。日曜日の午後6時〜午後9時
□場所
中央公民館本館
□受講料
4,800円(年間)
□講師
大矢啓司
□申込期限
3月14日(金)
□申し込み・問い合わせ先
社会教育課公民館係 TEL (48)1111(内260)
 
 

発明クラブ指導員を募集


阿久比町少年少女発明クラブでは子どもに発明や工作などの指導をしてもらえる指導員を募集しています。

2月9日、2月23日、3月8日の午後1時30分から午後4時まで阿久比中学校木工金工室で活動をしていますので、子どもたちと何か一緒に作りたいという情熱のある方は一度見学してみませんか。

□申し込み・問い合わせ先
阿久比町少年少女発明クラブ事務局(中央公民館本館内)
TEL(48)1111(内260)

子どもに伝えたい あぐいのむかし(18)

 

縁側(エンガワ)のはなし

寒い日には、縁側で日なたぼっこでも……今回はそんな「縁側」のお話です。

最近では縁側のある家がずいぶん少なくなりました。昔の農家では「デエ(仏間と座敷をかねた部屋)」の南側に3尺(90cm)幅の縁側と呼ばれる廊下を備えていました。「ダイドコ(玄関から入り、最初の部屋。居間で台所ではありません)」の南側まで縁側が付いている家もありました。

家の南側に造られるため日当たりがよく、お年寄りが機織(はたお)りや近所の人たちとお茶を飲みながら会話をする場所でした。

嫁にいくときも縁側から出ていき、嫁入りするときも縁側からデエに入りました。葬式のときは縁側から棺を出し、僧侶も縁側からデエに出入りしました。そのため、縁側の外には必ず石の踏み台が置かれていました。

大きな家の場合は両縁側といって、ナンド(寝室)やオカッテ(食堂兼居間)の北側に設けることがありました。縁側はどちらも(ひさし)を出して造るのが普通でした。

縁側はその「家」や「家族」の出来事をしっかりと、そして静かに見守ってきました。

(参考 阿久比町誌資料編8「民俗編」)



縁側

間取図


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